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少女と病み上がりと狂犬組 ページ25

syo「やから!こーゆー時にはフルーツがええんやって!」

kn「はぁぁあ?!ヨーグルトが1番やろ!!」

『…あー』

今起きた。おはよう私どんまい私。起きて早々目の前で繰り広げられているのは狂犬組による喧嘩。理由はわからないがお互いが持っている物でなんとなく察した。

『えと…コネ兄様?シャオ兄様?』

kn「!おぉ、起きたんかA!早速やけどフルーツとヨーグルトどっちが食べたい?」

syo「おはようA!フルーツやんな?ヨーグルトなんて食いたくあらへんよな?」

『(逆にそこはゼリーじゃないのか)ん〜…フルーツヨーグルトにしてしまいましょうか。』

「「……天才やな」」

2人は納得したようにヨーグルトにフルーツを入れて混ぜている。取り敢えず落ち着いたからほっ、と息をつく。渡されたフルーツヨーグルト(手作り)を食べていると2人が私を見ながら喋り始めた。

kn「やっぱり可愛ええよなぁA。なんなら足切って俺だけしか頼れんようにしたいわぁ」

syo「え〜なら目取っちゃってさ、誰も見えないようにした上で俺だけを頼るようにした方がええやろ」

kn「あーありやな。」

syo「やろ?んーでもそれはちょい勇気いるなぁ」

kn「なら目隠しでええやろ」

syo「せやなぁ。でも足切るんもありっちゃありやんなぁ」

病み上がりである本人の前でそんな話しないで欲しいんだが。本当にしそうで少し頭が痛くなってくる。そんな事されたらグルにぃのお手伝いが出来ないしグルにぃを見れない。そんなの私が生きている意味をとられるようなものだ。

『コネ兄様とシャオ兄様は私のことが好きなんですか?』

syo「そりゃあ勿論!狂っちゃうくらいに好きやで?」

kn「まぁな。ころしてもいいくらい好きやで!」

『…そう、ですか。私も好きですよ、コネ兄様もシャオ兄様も。』

あぁ、ダメだ。狂ってる。いや、本人も狂っちゃうくらいに、って言っているくらいだしそうなるのは仕方ない事なのか。ヨーグルトを口の中に流し込みご馳走様です、とあいさつをしてから再びベッドの中に潜り込んだ。

『私が見てるのは、見ていいのはグルにぃだけ。』

あの人がそう言ったならそれに従うのが普通、それが常識。え?私が狂ってる?そんな事はありませんよ?だって、何事も大切な方を優先するべき。そうでしょう?


「依存値が異常?」

「えぇ。貴方の姫様はどうされたんです?これは異常過ぎますよ。依存先は確か…グル…」

「あぁ、もう分かった。大丈夫だ。」

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しおりん - 泣けた(T^T)面白かったです♪もう言葉に出来ないほどに (2020年2月9日 13時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノエル・ウィール | 作成日時:2019年10月18日 19時

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