ifstory 外交官に堕ちたなら 2 ページ6
ダダダッと草原を走り回っては敵を切り裂く。次々と襲ってくる敵を躊躇無く倒しては屍を積み上げて我々国の城の方へと走る。不思議と足取りは軽くどんどんと進んで行った。その途中で幹部達に会わなかったのが少し謎だが。
『…久しぶりに来たなぁ、我々国城内。』
あまり使った事の無い双剣が妖しく光ってこれからの戦いを楽しむようだ。総統室に向かう廊下をコツコツと歩いていると前から誰か現れた。…あぁ！やっと戦える！
「…久しぶりやなぁ」
『久しぶりですね、シャオロン"さん"コネシマ"さん"
ショッピ"さん"』
kn「……」
syp「…っ、」
ニッコリと皮肉に満ちた笑いを浮かべて双剣を構えた。3人もそれを見て武器を構えるがシャオロンやショッピはまだ少し躊躇いがあるようであった。そんな事してたら、死んでしまうよ？
『情などかけないで下さいね？』
遠距離のショッピから切りかかるが防がれて跳ね返される、が、その跳ね返りを使い後ろにいたコネシマに切りかかり後ろに下がる。
kn「っ！」
syo「！シッマ！！」
syp「！よくもっ…！」
あぁ、面倒になって来たなぁ。そう思い最速の速さで切りかかり3人全員倒す。廊下をまた進めば大先生、ゾム、ロボロが立っていた。
『おや、態々待っていたんですか？』
ut「Aちゃんとなんて嫌なんやけどなぁ」
zm「…手加減はせぇへんぞ」
ro「やるしかないんよなぁ」
先程とは違い一斉に切りかかってくる3人の攻撃を防ぎ後ろに下がる。双剣を構え直して1人ひとりに切りかかり確実に倒していく。
zm「後ろ、もらった！！」
『甘い』
後ろから切りかかろうとしたゾムを蹴り飛ばしロボロと大先生には剣を投げた。ザシュッと音を立てながら剣を抜いて再び歩くと今度はひとらん、エミさん、ペ神、兄さんがいた。
『4人か〜辛いなぁ。』
ht「…っ、」
em「やるしかないんです、よね」
sn「女の子に手を上げたくは無いんだけどな〜」
ni「…ごめん」
一気に来る攻撃をひょいひょいと避けるが遠距離からの攻撃が多い為中々手を出せない。仕方ない、と思い双剣を1度しまいポケットから拳銃を取り出してバンバンと撃っていく。
『ガラ空きですね〜』
em「！しまっ、」
ht「！うぐっ」
まずは2人。次に再び双剣を持ち再び切りかかれば怪我をした2人を気にしていた為か対応が遅れ見事に攻撃成功。膝から崩れ落ちた。
『ん〜後は誰が残っているんでしょうか』
双剣から滴る真っ赤な血が廊下に道しるべのように連なっていた。
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作者名：ノエル・ウィール | 作成日時：2019年6月19日 20時
