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正直今は頭の中が混乱していてぐるぐると回って言おうとしても詰まってしまう。それに加えて目の前にショッピ本人がいるのだから余計に緊張してしまいう、と詰まりながらも話し始めた。
『その、私は、ショッピ君が私の、服…とか髪型とか、褒めてくれたりした時はね、何か他の人とは違って、ドキドキして、1番って位に嬉しくて、そのときから、私も、ショッピ君が好き…でした』
途切れ途切れだが自分の思っていることを伝えて一息つきそっとショッピの方を見ると片手で口を押さえながら顔を真っ赤にしていて見た事のない表情をしていた。ぇ、と小さく声を上げたつもりだったが聞こえていたらしく目を覆われた。
『え、と、ショッピ君?』
syp「…今は見ないで下さい。」
その声もいつもより弱々しく、というか少し震えていて。どかそうとしても強い力には適わなくてびくともしなかった。仕方ない、と諦めて覆っている片手をペチペチと叩いて退けて〜と言うのをずっと繰り返しているとやっとその手が離れた。
syp「はぁ…本当、ですね?」
『うん?本当だよ?』
syp「…よ、よかった…」
イスの背もたれにもたれかかってはぁぁぁあと力が抜けたようにだらけていた。余りみない珍しい光景にクス、と笑ってしまい少しだけショッピに睨まれてしまった。
syp「…ま、これからはAさん、じゃなくてA、ですね。」
『〜〜!』
此方を覗き込みながら言うショッピにぼっと顔が赤くなる。仕返しが出来た、というようにニヤニヤと笑ってくしゃり、と私の頭を撫でた。急すぎて意味が分からず首を傾げると何でもない、と誤魔化された。
syp「あ、あとAも君付けじゃなくて呼び捨てだから」
『え…いや、君付けでもいいのでは…』
syp「ダメ。」
君付け、ダメ、という会話を続けながら私とショッピの顔は緩んでいてもはや笑っていた。その後は結局私が折れショッピ、と呼び捨てになってお互い名前を呼び合ったり。
その後には外で聞いていたコネシマが大声で暴露
ショッピはこんのクソ先輩…!と殺気をバンバン出しながら
ショットガン片手に城内を回るなど
真面目にバトルが起こったりして
─────数年後
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作者名:ノエル・ウィール | 作成日時:2019年6月19日 20時