75話 ページ33
syp「！誰か分かりましたか？」
『うん！この人は確か"チーノ"っていう人だよ。アイナ国に居た時に1回だけ会った事あるんだ。』
ni「へぇ…どんな人だった？」
『いい人だよ〜。今は情報屋として働いているらしいよ！』
syp「情報屋か…」
アイナ国に居た時は城にいる人以外には会えなかったからチーノさんと会って話せたのは嬉しかったなぁ。
『あ、私そろそろ他の場所行ってくるね〜！』
syp「あぁ行ってらっしゃい。情報ありがとうございます。」
ni「情報ありがとう。気を付けてね。」
2人に笑顔で手を振って武器庫から出て次に向かったのは休憩室。今の時間帯だとオスマンがいるはずなのだ。
『あ、いたいた。マンちゃん！』
os「Aちゃん！体調は大丈夫なんか？」
『うん！もう大丈夫だよ。心配かけてごめんね。』
os「元気になってよかっためう！Aちゃんもお菓子食べる？」
と言って机の上に出されたのは美味しそうなシフォンケーキ。
『食べたい！！』
オスマンが座っているソファの隣に座ってシフォンケーキを1口食べる。甘い味が口の中に広がって思わず顔が緩む。
『ん〜！美味しい！』
os「ふふっよかっためう！」
その後オスマンとお菓子を食べながら30分くらい雑談をして談話室をあとにした。
『残すは総統室か…なんか怖い』
総統室の扉の前に立つと気の所為か中から黒いオーラが出てきている気がする。
『大丈夫だ。多分…よし。』
気持ちを整えて部屋の中に入る。中には不機嫌なオーラを放っているグルッペンが椅子に座っていた。
gr「誰だ…俺は今…ってA？！」
『おはよグルッペン。』
するとグルッペンは急に席から立ち上がり私の方に近付いて抱き締めた。
『？！ぐ、グルッペン？！』
gr「心配したぞ…もう体調は大丈夫なのか？」
『う、うん大丈夫だよ。……というか離してくれない？』
抱き締めながら大丈夫か聞いてくるから息が耳にかかってくすぐったい。
gr「……嫌だ。」
『嫌だって……はぁ』
ギューっと抱き着いたまま中々離れてくれない。相当心配をかけたのだろうか。
『ごめんね心配かけて。』
gr「……1日中部屋から出ないと聞いたときは吃驚した。」
『もう大丈夫だから、ね？』
gr「……よかった。」
そう呟くとゆっくりと離れた。グルッペンの紅い目はいつもの鋭さは無く心配そうな色をしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天音 - めっちゃ昔のにこめんとしちゃったwwごめんなさいw調べますww (2022年2月23日 14時) (
レス) id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません…オリフラって何ですか？教えていただけると嬉しいのですが… (2022年2月23日 13時) (レス) @page4 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - オリフラは、外さないといけませんよ！あと面白かったです更新頑張ってください！ (2019年2月20日 19時) (レス) id: 9499332007 (このIDを非表示/違反報告)
何で - オリフラ外すって事が出来ないんですかぁ？ (2019年2月19日 19時) (レス) id: f2f89dc412 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノエル・ウェール | 作成日時：2019年2月19日 19時
