新たな才能 ページ13
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「そういえばさっきまで何を熱心にしてたのさ」
「熱心？？」
そういって蛍は僕の机の上にある
プリントたちを指さす。
そこにはさっきまで僕が
乱雑に書きなぐっていた楽譜があった。
「あ、あーー、これ？まぁ別に大したものじゃないよ…ってああっ！！」
「へぇ、楽譜ねぇ。」
「ピアノの楽譜だ…。あっ、こっちにはギターのもあるよ！すごい、これ全部ひとりで書いたの？まるでバンドスコアみたい」
いつかの模試みたいに蛍に僕の楽譜を奪われた。
前に蛍が質問してきた、なんで僕がこんなに早く学校に来るのか。の答えはこれである。
朝早く来て誰も居ない音楽室でピアノをひいたり、
軽音部の部室にちょっくらお邪魔して
ドラムやベース、ギターなどなど勝手に借りて弾いては返すという、僕の朝のルーティーンになりつつあるもの。
「僕さ中学でも帰宅部だったんだよね。だからみんなより暇でさ。何か始めたいな〜って思って始めたんだ、楽器。」
「中学から始めた割には随分難しそうな曲がひけるんだね」
蛍は僕の書いたピアノ楽譜を覗き込んで言った。
「うん、なんかできちゃったんだよね」
「うわ、でたよチート発言。」
「ちーと？僕が？ないない」
ただ趣味でやるぶんだから人に言うのが恥ずかしくって今まで誤魔化してきた。
蛍に言わなかったのは意地悪じゃなくて言えなかっただけ。
「はァ、一体君はいくつ才能を持てば満足するわけ？」
蛍の小さな呆れ声が朝の教室に響いた。
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@ペロキャン(プロフ) - 涼さん» ありがとうございます！！色々絡ませながら均等な感じにみんなに恋愛要素入れていければいいなと思ってます！ (2018年8月19日 23時) (
レス) id: a5d1a3a765 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とても面白いです!!!夢主君と、谷っちゃんとの絡みがめっちゃ可愛い､､恋愛フラグありですか!?更新頑張ってください! (2018年8月18日 17時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
@ペロキャン(プロフ) - のあさん» ありがとうございます( ; _ ; )めちゃくちゃに嬉しいです！頑張って更新しますね！ (2018年8月16日 17時) (レス) id: a5d1a3a765 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - めっちゃ面白い！続きが楽しみです！ (2018年8月16日 17時) (レス) id: 048debb475 (このIDを非表示/違反報告)
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