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小｜中｜大｜「君は、あともうちょっとだけ粘りなよ。ぼくみたいにならないようにさ」
憑き物が落ちたような顔でそう言った彼は、静かに線路の上へと消えていった。
汽笛が鳴る。
ぐちゃり、と生々しくひしゃげる音がする。
どこからか甲高い悲鳴があがり、ホームが一気に慌ただしくなった。

僕はその後ろ姿を、ただ黙って見ていることしか出来なかった。




どうも、マタイと申します。
本作ではちょっとふしぎな話(創作)とか怖い話(創作)とか夢に出てきたよくわからん話とかをあげていきます。
既存ネタの被りはご容赦ください。執筆状態：連載中





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設定タグ：オリジナル , ホラー , R15   
作品のジャンル：ホラー, オリジナル作品
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作者名：マタイ | 作成日時：2021年5月29日 15時

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