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今、僕はAについて、アメリカ国内をツアーで回っている。
コレを知っているのは、メンバーと、事務所の中の限られた人たちのみだった。
ルーカスのライブが終わってホテルの部屋でちょっと遅めの夕食をAとアレックスとリサとで、とっていた時、ネットニュースに報道された僕の熱愛疑惑を聞いた。
「は？」
思わず、そんな声が出てしまった。
もともと、学生時代からAとずっと、付き合っていて、女性アイドルには興味はない。
だって、僕にとって、可愛いのも、綺麗なのも、Aだけだし。
「あ、この人…」
僕が見ていたスマホを覗き込み、Aが呟く。
「え、A知っているの？」
韓国アイドルに明るくないAが？
すっと、僕のスマホを取り上げ、アレックスに見せたAは
「ねぇ、アレックス、あのお店にいた子でしょ？」
そう言うと、アレックスは苦笑い。
「ガセ情報を売ったのか。必死だな。」
そう呟くアレックス。
二人の話を聞けば、以前、韓国のレストランで、この女と隣の部屋になったことがあるらしい。
そして、そこで、狙うだとか、攻略だとか、堂々と大声で話していた、と。
「ソレって売名？」
僕が呟くと、
「どうだろ？」
Aは、首を傾げてそう言う。
彼女の肩を掴んで、抱き寄せた。
「あ、事務所から、事実無根の否定文書が出た。」
アレックスがそう言って、僕にスマホを見せる。
当たり前でしょ。
報道にある○月☓日は、Aとずっと一緒に居たんだから。
その女と密会できるわけがない。
そんなこんなで、特にこちらには、被害なく、熱愛疑惑は終わった。
▽
部屋で二人っきりになった時、
「ジスが傍に居てくれてよかった。」
ふと、Aが呟いた。
「もし、ツアー中に一人でアレ見たら、歌えなくなってたかも…」
少し恥ずかしそうに言うA。
Aに、そんなことを言われたら…。
嬉しくて、ぎゅと彼女を抱きしめた。
歌えなくなるくらい、僕のこと、想ってくれてるってことだよね？
これが、嬉しくない男なんているわけないじゃないか。
「A、嬉しいよ。」
そう言えば、
「え、なにが？」
と返すA。
「ふふ、内緒」
何が嬉しかったのかは、教えてあげない。
いつか、話すかもしれないけど。
今はこの幸せを噛み締めていたいから。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
