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熱愛報道の裏側 ページ15





「あぁ、なんてこと。」

私がパソコンの画面を見つめながらそう言うと、

「仕方ないじゃん、仕事だよ。」

と、RIOは私をバックハグして言う。

「え、コレあっちで凄いことになってるんじゃない?」

私がそう呟くと画面を覗き込んだRIOは愉快そうに笑った。

「あはは。あっちも、こっちも、ファンが叫んでる。」

「ちょ、笑い事じゃないよ」

「ん〜、でも、事務所の狙い通りでしょ?」

「うぅん?そうなの?」

私の頭をポンポンと叩いたRIOは、

「騙されたのは誰だ?」

ふふふと笑いながら言った。
私?私もなの?

「って言うか、仕事できない人続出って、Aえげつないな。」

RIOの言葉に、どうしてこうなった?と考える。

「明日、解禁だっけ?」

私の質問にRIOは、

「そうそう、結婚情報誌ゼ○シィ。あの指輪結構問い合わせ来てるらしいよ。」

そう答える。

「結婚情報誌の、結婚のお相手がRIOってどうなの?」

「なんか、お互い事務所はノリノリらしいよ。」

RIOの言葉にため息をついた。

おかしいと思ったんだ。

"仕事を見つけてくる"ってマネオンニは言ったのに、"ディズニーで遊んでおいで"って、ペアチケットくれたし。
コレ可愛いでしょ?って強制的に指輪つけるように言われるし。

「RIOは知ってたんでしょう?」

私がそう言うと、RIOはニコリと笑った。

「たまには、可愛い妹と一緒に、仕事したいじゃん。せっかく同じ業界にいるんだし。」

「お兄ちゃんは相変わらず、いい性格してる。」

私がそう言うと、RIO、お兄ちゃんは、嬉しそうに笑った。





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作者名:ちな | 作成日時:2021年9月2日 22時

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