君がいるから【吉野北人】 (ページ12)

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▽ ページ12

あなたside

わぁ、、素敵なお店

駅から歩いて５分

外見も内装もオシャレで素敵な
お肉料理屋に連れてきてもらった

北人「Aさん、何か飲みますか？」

『え、じゃあビールで』

北人「へーー！！Aさんビール飲むんですね！意外！」

『あ、じゃあウーロン茶にしようかな(笑)』

北人「いやいや！飲んでください！
ビール飲める女性ってカッコイイなぁ」

『北人さんは飲まないんですか？』

北人「俺お酒弱いんすよ笑」

へぇー、それもなんか意外

そしてしばらく、仕事の話や好きなものの話など
北人さんと話をした

北人さんは私のことをAさんと呼ぶ
それなのに『俺のことはタメ口でお願いします！』なんて言うから
私だけタメ口は恥ずかしいから
お互い敬語は使わないことにした

『北人さんはＥＸＩＬＥグループなんだっけ？』

北人「そ！THE RAMPAGEっていうグループ名！」

『それは知ってるよ笑
何人グループなの？』

北人「16人っす」

『多いね…』

16人か、だいぶ多いな
その中のひとりなんだ

北人「ちなみにボーカル」

『ボーカル！ってことは歌上手なんだね

すごいなぁ、ほくちゃん』

北人「ん？」

あっ、思わず若菜が呼んでた
名前で呼んじゃった

恥ずかし…

『ごっ、ごめんなさい！

友達がそう呼んでたから、つい…』

北人「かわいっ笑
いーよ、"ほくちゃん"って呼んでください」

北人「てか、友達ランペ知ってるんだ」

『あ、そうみたいで、リク…？だったかな
なんかその人がファンみたいで』

北人「へー！りくさんいるよ！
俺と同じボーカル！」

『へぇ～リクって人もボーカルなんだ
なんか、ランページについてもっと知りたくなったな』

北人「歌番組とか結構出させてもらってるから
よかったらテレビで見てみてよ」

『そうするね』

あっという間に時間が過ぎた

トイレに行ってる間に会計を済ませてくれたほくちゃん

『前も出してもらったのに、申し訳ない』

私のほうが年上なのに

北人「いーーの、俺が誘ったから」

『じゃあ、次は私が出す！』

あれ？

次？

わたし

もう会わないって

決めたはずなのに

北人「ほんと？次も会ってくれるの？
やった、やったぁ！！」

わたし、どうしちゃったんだろう