【 銀魂 】 乙女ゲームの末路 .

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「────ッはは、面白ェ…」

「………っ」





完全に上手くいった、
私はそう確信してたのに

彼はそれを嘲笑うかのように
喉をクツクツ鳴らして嗤った。





「それ、演技だろ」






"へったくそ"と彼は冷たい目線を向けてくる。

さっきの態度との違いに、
私は驚きを隠せない。







「まっ、待って銀時、これは演技じゃ」

「────まずひとつ」







彼は私から離れて近くの椅子に座ると
人差し指を立てた。

急な行動に私は息を呑む。







「Aちゃんは、俺のことを銀時だなんて呼ばねェ
いつも、"銀さん"って呼んでる。

最初の呼び方は間違っちゃいなかったんだよ。」


「じゃあ、っ」

「……なんで分かったの？ってか？
お前が今までと違うことは簡単にわかるよ。
神崎Aのこと想ってる期間は長いんだよ」







"愛しすぎて狂うくらいにな"
そう言うと、彼は写真を私に投げてきた。

それは、何十枚、いや、何百枚もの数、
全て私の写真だった。



───いや、正確には、
私ではない"今までの主人公"の写真。








「待ってよ、ねえ、」

「─────ふたつめ、」

「ッッ少しは私の質問くらい聞いてよ！！！！」









怒鳴る私に、
彼はいつの間にか握っていたナイフを
突き立ててきた。


あまりの速さに、私は、息をすることを忘れた。








「俺は、あんたの心が変わってても
変わらず愛してる

ぐっちゃぐちゃにしてやりてェくらい、
その顔を歪めてェんだよ、」








喉に当たる刃物に
私は震えが止まらない。








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