4 NJ side ページ12
「こんなこと出会ったばかりの人に言うのは
気がひけるんですけど…
お願いをきいてはいただけませんか?」
NJ「勿論です!貴方の頼みなら!」
僕は滅多にないであろう彼女の頼みを
受けたい一心で彼女の手を握った
「っ…!
あ、あのっ!私と共同作品を作りませんか!」
NJ「え?僕…ですか?」
僕は鳩が鉄砲玉をくらったような顔をして
彼女を見つめた
「は、はい!
お仕事がお忙しい事も承知の上です!
それでも私は貴方と作りたいんですっ!
貴方となら良い作品が作れると確信しています!」
…でも、僕は
NJ「…ごめんなさい。
貴方の頼みならと言った矢先にもかかわらず。」
「そうですよね…ごめんなさい。
実は今私、スランプで…
そんな中言われたんです表現が回りくどいって…
だから私は貴方の気持ちを真っ直ぐに表現できると所が羨ましくって
私には無くて素敵で…」
彼女は僕のなかみを見てくれていたのか
肩書きじゃないところを、
エリートと呼ばれている僕じゃないところを。
僕の中にスルスルと入ってくる彼女の声が
心臓の拍動を大きくした
NJ「やっぱり…なおさらダメですっ!!」
「…え?」
NJ「僕は……
やっぱり貴方が好きみたいです!!
だから一緒に共同作品なんて…
集中できるわけがありません!!」
…仕事だっていつもそうだ
一人でやるから集中できるのに。
…それにここに本を読みに来た時だって
彼女に話しかけられたら話の内容より
彼女のことをもっともっと知りたくなる
NJ「だから…僕にはできません!!」
自分が一世一代の告白をしたと自覚をせずに
叫んでいると
「…そんなの、私も同じです!
出会ったばかりなのに貴方の事が気になって
仕方ありませんよ?
きっと貴方の事が好きなせいだと思っています」
NJ「…ぇっ?す…き?僕のことが!?」
「はい、だから一緒にいましょう?
私は貴方と一緒にいたいです。作品も貴方と作りたいです」
しばらくして僕は仕事を辞めて2人で小説家として
活動することになった
まだ無名だけど2人ならきっと大丈夫。
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作者名:。イル。2 | 作成日時:2019年6月17日 1時