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『こんにちは〜』
今日も私は、塾へ行く。
横山「こんにちは」
ちなみにこの人は、塾長である横山先生。
渋谷「こんにちは」
…あ、私この人の授業受けたことないな。
確か……、渋谷先生、やっけ。
授業表を見ると、今日はいつもの村上先生じゃなくて、渋谷先生の名前があった。
ここは個別塾やから、
生徒二、三人につき、先生が一人つく。
村上先生の授業わかりやすかったのになあ、と思いながらも席に着く。
渋谷「はじめまして」
『わあ、はじめまして』
すると既に席に着いていた渋谷先生。
渋谷「渋谷、って言います」
首からぶら下げている名札を出しながら言った。
『よろしくおねがいします〜』
渋谷「えっと〜……、A、ちゃん?」
名簿を見ながら名前を確認する。
『はいっ、』
渋谷「では問題です。僕はいくつでしょうか」
…………そう来たか。
『20……、24!』
渋谷「ぶーっ」
『23?25?』
渋谷「19」
『え、』
渋谷「今年ハタチ」
ブイサインを作って見せる先生。
『若っ!』
渋谷「だからAちゃんとは3歳違い、やな〜」
これが、私と渋谷先生の出会い。
初めは、かっこいいな〜、ぐらいでしか思ってなかった。
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作者名：ちぱぱ | 作成日時：2014年7月29日 10時
