笑顔が5つ ページ6
収録が終わったあと、ぼーっとしながら自分の額に触れる。
Dさんに撫でられたところは、まだ温もりが残っているような気がした。
ふへ、とだらしない声が漏れる。
ちゃんと、男の人の手だった。しっかりとしてて、大きな手。目を瞑ればあの感覚が思い出せそう。
神谷「野的気持ち悪いよ」
「……え」
神谷「その笑い声は気持ち悪い」
冷めた目でこっちを見る神谷さん。
神谷「何があったのかは知らないけどさぁ、その笑いかたは女の子としてどうよ」
……否定できない。
でも、上品な笑い方もなんだか気持ち悪いような気がする。そう神谷さんに言うと、確かに、と返された。
いつもいつも、神谷さんはバッサリ一刀両断だ。
「……初めてでした」
神谷「………はぁ？」
「大きくて、あったかくて、ああやって撫でられたの初めてです。すごく、ドキドキしました」
神谷「……………」
私が話している間、神谷さんは冷めた目でこっちを見ていた。
そんな目で見られても嬉しくない。そんな趣味は、私は持ってない。
「なんですかぁ、私はただ単に喜んでる理由を話しただけじゃないですか」
神谷「…いや、なんか、恋する乙女が似合わなすぎて」
酷い。とことん酷すぎる。
まるで、私が恋愛に向いてないみたいじゃない。
これは私の、初恋なんだから。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年7月29日 15時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
青宙先生。(プロフ) - ではファン三号でお願いしますw((中村さんの小説が好きだったんですけど、一番推してる小野さんの小説が見られるとは思いませんでした（）これからも楽しみにしています！ (2017年3月21日 21時) (レス) id: 2ff65677d9 (このIDを非表示/違反報告)
美希 - じゃあ私はファン二号として応援します!!www (2016年12月6日 17時) (レス) id: d31d6a719d (このIDを非表示/違反報告)
慎ちゃん&ひろたんlove！ - これからが凄い楽しみになる作品ですねぇー！！ ファン第一号として、応援しています！ ファイトだよ！w (2016年11月6日 17時) (レス) id: b48729d962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悲しみを好むリンドウの花 | 作成日時：2016年11月6日 13時
