愛…？ side:Ono D. ページ2
神谷「はぁ………可愛いなぁ〜」
頬を緩めて呟く神谷さんの視線の先では、ミヤが花澤さんと一緒にいた。
その雰囲気は、周りにお花が飛んでいても可笑しくないほど和やかで、見ている俺達も癒される。
神谷「もうさ、ミヤちゃんだけでも充分に可愛いのにさぁ、となりに香菜ちゃんがいるんだよ？可愛いさが倍増だよ。いや、もう二乗されてるね」
神谷さんは、ミヤに対してはデレデレで、いつも甘やかしている。
ツンデレ声優なんて云われてるけど、今の彼には欠片もない。
神谷「でさ、ミヤちゃんはツンデレだよね」
小野「そうですか？俺には普通に接してますけど」
神谷「そう！そこなんだよ！！」
急な大声に幾人かはビクリ、と肩を震わせた。
神谷さんの目はキラキラと輝いていて、あ、これ長くなるな、なんて思った。
いつもミヤのことを語り出すと長くなる、だから話題はなるべく自分から持ち出さない。なのに、たまにこうして予想外なところからミヤの可愛さを語り出すことがある。
神谷「何が可愛いかって言うとね、ミヤちゃんはね、僕にはツンデレなの！でも若干照れ隠しなところがあって、それがたまに見えるの！たまに素直だし、優しいし……」
「神谷さん煩いです」
神谷「ああやって冷たいときもあるし！」
「煩いです。本気で嫌いになりそう」
神谷「……」
ミヤの一言に、神谷さんは一気にに押し黙った。
花澤「今までは嫌いじゃなかったんですか？」
「んー、嫌いっていうか……苦手？」
小野「……だそうですよ」
神谷「そんなに僕のことイヤなの？」
まるで捨てられた仔犬のような視線をミヤに浴びせる。
それに対し、ミヤはふい、と顔を逸らした。
「まぁ………嫌いではないです。黙っていればいいんですけどね」
神谷「……！！ミヤちゃ…」
「煩いです」
ミヤの一言でこうも簡単に立ち直る神谷さんは、ただ単純としか言い様がなかった。
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恋ネコ(プロフ) - 面白いです！続きを楽しみにしてます！！ (2016年12月16日 18時) (
レス) id: 38ba8439dc (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - おっ、おっ、なんだか面白くなってきましたね。おっ。頑張ってください！応援してますんでっ！ (2016年12月8日 18時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2016年11月21日 21時) (レス) id: 4d52058f41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悲しみを好むリンドウの花 | 作成日時：2016年11月6日 15時
