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太輔side



学校が終わって友達と校門に向かうと、人がいっぱい集まってる。



「あれ、なんだろうな」



好奇心で近づくと、真ん中にいたのは


太輔「A?」


泣いているAだった。


「ガヤの知り合い?」


太輔「幼なじみ。」


目の前まで行って話を聞く。


太輔「ママは?」


A「ひっく… おむかえ。」


太輔「お迎え? 俺の?1人で来たの?」


こくりと頷いた。


太輔「ママ良いって言った?」


今度は首を横に振る。


太輔「ダメでしょ?それでなんで泣いてるの?」


A「うぅん… たいちゃっ、いなかったー!」


小学校来たけど俺が居なくて泣いてたのか。


太輔「ママたち心配してるから帰るよ。ほら立って」


しゃがみこんでるAを立ち上がらせるけど、


A「やっ、抱っこー!」


って足に抱きついてくる。


ランドセルあるからキツいんだよな。


でもこのままここに居る訳にもいかないから、仕方なく抱っこして家に向かう。



通学路を半分くらい歩いたところで、



ママ「Aちゃん?たいっ!」



すごい汗をかいた母さんに会った。



太輔「母さん、A学校にいた」



ママ「小学校?1人で行っちゃったのね。
Aちゃん、お外は危ないから1人で出ちゃダメ。約束できる?」



A「やぁの。おむかえ…」



太輔「おむかえ嬉しかったよ。でも、今度はママたちと来て。Aが居なくなったら俺泣いちゃうから」



A「たいちゃ、えーんする?」



太輔「うん。だから約束できる?」



A「うん。約束!Aえらい?」



太輔「えらいえらい」



そうやって褒めるとすぐに



A「えへへ。おりこうのちゅーして」



ってちゅーねだってくる。



母さんの前だから恥ずかしいけど、ほっぺにちゅってしてあげた。



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作者名:Meri | 作成日時:2018年1月22日 15時

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