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あきとこころ ページ8
あれから8年
みおちゃんの病気が悪化しあの日からあまり会うことはなかった
最後に会ったのはすばると2人で行ったとき
みおちゃんはすごく痩せていた
すばるは一緒に勉強を教えてくれて、りおんに自己紹介してた
絶対覚えててね、忘れちゃだめだよと話していた
こころには結局会えなかった
でも、今日こころに会える
安西こころという中学1年生の子が明日からスクールに来ると聞いた
今は2006年。安西こころという雪科第五中に通う1年生なんて1人しかいない
でもまだお城に行くちょっと前かな
すばるにこのことを伝えると
す「頼んだよ。苗字違うけど。」
って言われた
今の名前は喜多嶋晶子
みおちゃんの担当医と結婚したんだ
こころ、助けてあげるからね
次の日
こころ、会える…！
あ「安西こころさんね、私も雪科第五に通っていたの。」
こ「ｺｸｯ。」
目の前にいるのは記憶の中のこころだけど
何を言ってもはいとか頷くとかしかなかった
記憶の中のこころとは全然違っていた
こころに何があったのかは知ってる
だからこそ絶対にこころから何があったのかを聞いて、絶対助けてあげる
あ「大丈夫…。」
机の下でこっそり手を握手するように出して小声でそう呟いた
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作者名：ゆかゆな | 作成日時：2024年3月2日 20時
