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オビside
オ「…なんっもないけど？」
ウリウスが北から侵攻をはじめた、被害状況を調べてきてほしいと言われ来てみれば、一面緑
空気はとても美味しい始末
オ「なんて報告すればいいかねぇ…」
いやでも…聞き間違いもしてないし、嘘をつくわけでもない
なら正直に言えばいっか！
若干の不安はあったものの、景色に背を向けると俺はその場を後にした
Aの待つ城を目指して
何も知らずに
・
・
オ「なんだ、これ…」
「これが現実だ」と冷たく言い放つように頬を掠めるのは火傷しそうなほどの熱気
城下から南の果ては真っ赤な火の海に包まれている
城内に入れば出口へ向かう人の群れ
夢かと願いたくなるほど帰ってきてみればその様だった
状況を整理しよう
まず、俺が帰ってくる前ウリウスが南から侵攻してきた
しかし陛下は数時間前から自室に一人で籠ったまま何も指示を出さない
そして目が覚めたAはお姉さんと一緒にその部屋に行った
医務室にいなかったんだ
頼む、そこにいてくれ
息を切らし階段を登りきるとそこにもまた人がいた
将軍「陛下、陛下！いい加減出てきてください！」
将軍2「クソッ。冗談じゃないぞ、代々守ってきた国をこんな形で潰されるなど！」
将軍3「我がアステルミアが自国の民に襲われるなど恥でしかない！」
扉が開かないのは本当か
怒り、焦りを露にする将軍たちに一瞥すると俺はそばにあった窓に足をかけた
そのまま木に飛び移り、窓から侵入を図る
バリィィィン！！
オ「一大事なんだ、窓から邪魔させてもらうよ…っ」
A、いないのか！？
？「オビ！」
オ「？、A！！」
部屋の奥、陛下の寝室のほうから来たAはすがるように俺に抱きついた
あ「助けて！」
…あれ
あ「陛下が部屋から出てこないの！」
寝室の扉を見る
綺麗に彫られた傷一つない芸術品ともいえる扉は固く閉ざされている
あ「何を言っても出てこなくて」
なんか、違う
あ「お願い、陛下を助けて！！」
オ「…ハハッ」
あ「え…オビ？」
そういうことか
オ「Aなら、ノックどころか破壊してでも救出を試みますよ？」
あ「オビ、何を言ってーー」
オ「それにアイツは助けを求めない質でねぇ…アンタ、妹と違ってまねるの下手だね」
あ「…フッ」
腕の中の少女の口の端が怪しく上がった
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三日月(プロフ) - 鈴さん» とても嬉しいコメントありがとうございまっす！物語も着々とラストスパートに来ていますので、頑張ります！！ (2016年3月19日 19時) (
レス) id: 6b5905d54f (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めっちゃ感動しました！リアラが最後にありがとうっと言うところものすごく良かったです。それに、死んだと思っていたオビが帰って来たところめっちゃ良かったです。続き楽しみにしてます！！！ (2016年3月19日 19時) (レス) id: f6e54ffdcd (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 酸化銅さん» 恐縮です！ではお言葉に甘えて「酸化銅さん」で。干からびないでください！ほら、続きを読めば収まりますよ！ (2016年3月9日 3時) (レス) id: 6b5905d54f (このIDを非表示/違反報告)
酸化銅(プロフ) - お久しぶりです（？）w様つくほどの者じゃないので、さんでお願いします…w 言い方があれでしたけども誉め言葉です、ごめんなさい！梅干したくさん食べましたがやはり泣いてしまいます！干からびてしまいそうw (2016年3月9日 3時) (レス) id: 8bc1d1391c (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 酸化銅さん» おお！お久しぶり(？)です、酸化銅様！コメントありがとうございますm(__)m反則ですか…誉め言葉として受け取っておきまする！あと塩分補給をお忘れなく！ (2016年3月9日 0時) (レス) id: 6b5905d54f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三日月 | 作成日時：2016年2月28日 4時
