小さな運命が世界を変える【ハリポタ】 (ページ8)

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意地悪ページ8

次の日、早速たくさんの授業があった

変身術ではハリーとロンが遅刻して、Aはハーマイオニーとくすくす笑った

Aの待ちに待った魔法薬学の時間。

先生は大きな音を立てて扉を開け、教室に入ってきた。

　「この授業では杖を振ったりバカげた呪文を唱えたりはしない…いいかな？
　魔法薬調合の微妙な科学と芸術的な技を諸君が理解できるとは期待していない…だが、一部の素質のある、選ばれた者には…
　伝授してやろう、人の心を操り感覚を惑わす技を…」

Aは、スネイプ先生を見て、なぜか温かさを感じた。

言ってる言葉は、ついてこれない人は置いていくというような意味で冷たいのに

なぜか、優しさを感じたのだ

　「…ところで、諸君の中には自信過剰なものがいるようだ。すでにホグワーツに来る前に力を持っているから、授業など聞かなくてもいいというわけか？」

スネイプの視線の先にはノートに何かを書いているハリー。

ハーマイオニーがハリーを小突くと、ハリーはスネイプを見上げる

　「Mr.ポッター。その名も高きMr.ポッター。アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを加えると何ができる…」

勢いよく手を上げるハーマイオニー。

Aは、意地悪な質問だとほほを膨らませる

ハリーが首を振ると、スネイプは続ける

　「わからんか。ではもう一問。ベゾアール石を見つけるにはどこを探したらいい？」

またも勢いよく手を上げるハーマイオニー。

ハリーは小さな声でわからないと告げた。

　「では、モンクスフードとウルフスベーンの違いは？」

まだ手を上げてるハーマイオニー。

ハリーはまたわからないと告げる

スネイプはハーマイオニーをまだ無視して続ける

　「まったく、情けない…名前ばかり有名ではしょうがない…そうは思わんかポッター…Ms.マーフィー。答えてみなさい」

　『えっ…あ…』

Aはびっくりして肩を跳ねさせる

そして一呼吸おいて言葉を発する

　『アスフォデルの球根にニガヨモギを加えると、生ける屍の水薬ができます…ベゾアール石は…山羊の胃の中に。モンクスフードとウルフスベーンは…わかりません』

　「そこまでできれば十分だ」

Aはハッと息をつく。

その日の授業は何も作らず、話だけで終わった。