小さな運命が世界を変える【ハリポタ】 (ページ39)

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悪魔のワナページ39

透明マントをかぶり、例の部屋までの道のりを急ぐ。

部屋に到着し、ハーマイオニーが呪文を使ってカギを開け、部屋の中に入る。

と、そこにはすやすやと眠っているフラッフィーがいた。

『…寝てる』

「先にスネイプが来て、ハープに魔法をかけたんだ」

スネイプ先生とは限らないけどね。と、Aは頬を膨らませる。

フラッフィーの足元にある扉。

足をどかし、扉を開ける

扉の中は真っ暗。

「僕が先に行く。何かあったら、僕にかまわず逃げて」

ハリーの言葉に頷くと、大きないびきが止まる

ゆっくりと見上げるとそこには３つの大きな顔。

「飛べ！」

慌てて４人で扉の中に入る。

想像とは違い、着地地点はふかふかだった

「この植物のおかげで助かったな」

ロンの言葉に息を吐くと、その助けてくれたはずの植物の蔓がみんなの身体にまとわりつき始める

「これは“悪魔のワナ”よ、もがかないで。もがくと死が早まるの」

「死が早まる？そりゃ落ち着いていられるわけだ！」

前後に身体を揺らして蔓をどけようとするロン。

Aとハーマイオニーは足掻くことをやめ、蔓の中に引きずり込まれていった

『うわっ』

着地するとそこは普通の地面。

「ハーマイオニー！A！どこ！？」

『落ち着いて！静かにして！』

「信じて！」

２人の言葉を信じたハリーが落ちてくる。

が、ロンはずっと足掻いている

「どうにかしないと…薬草学の授業で何か読んだの。悪魔のワナ、悪魔のワナ…苦手なもの…そう！お日様の光！あれは太陽が苦手なの！…ルーマス・ソレム！」

ハーマイオニーの呪文でロンに絡まった蔓が引いていく。

落ちてきたロンは余裕そうに笑っていた

「落ち着いてたおかげだ！」

『ハーマイオニーが勉強してたおかげ、だよ』

皆が静まると、後ろの扉の奥から小さな音。

何だろうと扉を開けると、そこには大量の鍵の鳥。

奥に続いているであろう施錠された扉に向かい、ロンが開錠呪文を使うが、鍵はびくともしない。

と、ハリーが本物の鍵の鳥を見つける

ハリーが箒に跨ると、鍵の鳥がハリーに向かって一斉に飛びついてきた。

本物の鍵をめがけて空を飛び、ほんの数秒で鍵をゲットするハリー。

そのハリーが投げた鍵をハーマイオニーがキャッチし、扉を開ける

第３関門、突破だ