小さな運命が世界を変える【ハリポタ】 (ページ23)

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朝食と反論ページ23

翌日Aが目を覚ますと、枕元に綺麗で大きな鳥がいた

この間からよく手紙が来るなと、深く考えずにAは手紙を受け取った

綺麗な鳥におやつを差し出すと嬉しそうに食べ、去っていった

　『誰からだろ…んっ？』

まさかの宛名に、Aは目をパチクリさせる

そして恐る恐る封を開け、手紙に目を通す

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　今日の夕方、暇になったら校長室へおいで

　杖を忘れないように

　 A.ダンブルドア

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まさかの校長先生。

Aは自分が何かをしただろうかと、少し怖がる

だがいくら考えても答えは出ず、Aは授業の支度を始める

そしてハッとして気づいた

　『今日はクィディッチの試合だわ！』

どおりでみんな行動が早く、部屋に誰もいないわけだ。

急いで大広間に行くと、もうハリーたちは食事をしていた

　『おはよう皆、あら、食が進まないのねハリー』

　「Aにも心配されてるじゃない。今日は力をつけないと」

　「おなかすいてないんだ…」

と、ハリーの後ろからスネイプがやってくる

ハリーを見て立ち止まり、意地悪に言葉を紡いだ

　「健闘を祈る。トロールと戦って勝った君はクィディッチの試合くらい軽くこなせるだろう。たとえ相手がスリザリンでもな」

ハリーは言葉を返すことができず、スネイプはそのまま去っていく

スネイプが引きずってる足をAが眉をひそめてみていると、ハリーもそれに気づいたらしい

　「そうか、あの血は…」

　「血って？」

　「いいかい、昨日の晩トロールを中に入れたのはスネイプに違いない。騒ぎに紛れてあの犬を出し抜こうとして、それでかまれたんだよ！だから怪我してるんだ」

　『何のためにスネイプ先生があの犬に近づくの？』

反論したい気持ちが募り、Aはつい話に入る

ハリーはまっすぐにAをみた

　「ハグリッドはグリンゴッツから何かを出した。学校の用事で、中身は秘密だって」

　「じゃぁ、その何かを…」

　「あの犬が守ってるんだよ！スネイプがそれを狙ってる」

決めつけた様子のハリーは、きっと何も聞かないだろうとAは口を閉じる。

すると、窓から一羽のフクロウが荷物を咥えてハリーのほうへ飛んできた…