小さな運命が世界を変える【ハリポタ】 (ページ16)

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一通の手紙ページ16

その日

授業から戻ってくると、Aのベッドに梟がいた

　「手紙が来てるみたいよA」

　『本当…誰からだろう』

梟におやつをあげ、手紙をとる

梟は満足そうに一度泣き、飛び立っていった

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　放課後、暇だったら遊びに来るといい

　いい紅茶と茶菓子を用意した

　 from, S.S.

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レポートの採点で見慣れた文字。

手紙の内容。

そして何よりイニシャル…

Aはすぐに誰からの手紙なのかを察し、すごい勢いで部屋を出ていく

バタバタと走って、向かうのは魔法薬学の教室

勢い良く扉を開けるが、そこには誰もいなかった

　『…あれ？？』

Aがきょとんとしていると、奥の扉が開く。

そこから、見たことのある真っ黒の男性が姿を現した

　「こっちだ」

　『あ、よかった合ってた…』

Aがほっとしてスネイプに近寄ると

スネイプは自分の私室にAを入れた

　『綺麗な部屋…ん？ベッド？』

　「我輩の私室だ。ベッドがあっても不思議ではあるまい」

　『うそっ！？』

驚いたAは、口を開けたまま固まる

　「さすがに、教室や薬品庫で茶を飲むわけにはいくまい」

　『確かにそうですね…』

スネイプはお茶を入れ始めた

ぽかんとしながら部屋を見渡すA

　「あまり見るな、散らかってる」

　『…どこが…』

本棚と何かが入ってる棚で壁は埋め尽くされていて

きちんと整頓されている部屋だった

散らかってるところと言えば、大量のレポートが乗った机の上だけ。

そんなに出さなければいいのにと、Aが若干引く量だ

レポートの山にひいていると、Aの目の前に紅茶が出された

その紅茶を受け取ると、スネイプは椅子を指さした

　「そこの椅子を使え」

　『失礼します』

Aが椅子に座ると、スネイプは机を挟んだ向かいに椅子を持ってきて、そこに座った

魔法薬学の話から、次々と会話に花が咲いた