小さな運命が世界を変える【ハリポタ】 (ページ12)

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すごい人ページ12

いい加減Aの体も治ったし、医務室を出ることに

　『すみません、お仕事ありましたよね…』

　「いや、暇だったから飛行訓練を見に行ってたんだ。それは心配しなくていい」

　『ありがとうございます』

“またお話がしたい”とでも言いたそうな表情のA

だがそこまで言ってはワガママだと、我慢をしようとすると…

　「…また暇があったら、話してやらないこともない」

　『……え』

　「今度は茶でも出そう」

その言葉に、Aは目をキラキラさせる

　『い、いいんですか？』

　「暇があれば、な」

　『っ～！！ありがとうございます！』

勢いよく頭を下げるA

スネイプは一瞬びっくりしたが、すぐにいつもの仏頂面を取り戻す

　「じゃぁ、またな」

　『はい！ありがとうございました！』

二人はその場で別れる

Aが談話室に戻ると、皆興奮気味だった

　『何かあったの？』

　「A！ハリーがグリフィンドールのシーカーになったんだ！」

　『うそ！クィディッチの！？すごいじゃないハリー！』

　「あはは、ありがとう」

少し照れてるハリー。

Aは、今日はいいことがたくさんあったと上機嫌だ

　「そういえばAは大丈夫だった？スネイプに運ばれてたけど…」

　『全然大丈夫だったよ！怒られなかったし！』

少し遠くでAを見てるネビルに気づき、

Aは彼に向かって笑顔を見せる

　『それに、薬飲んで休んだらむしろ元気になったから！ありがとうネビル！』

　「う…うんっ！」

Aの笑顔と優しい言葉に、ネビルはひどく安心したようす。

どうしてそんなに優しく、周りを見て行動できるのか

ハリーもロンも、不思議でたまらないと同時に

Aは本当にすごい人だと、実感をした