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お留守番 ページ6

帰ってきた少年は、大きな眼鏡をかけていた

私が笑うと、笑顔を返してくれる



『私は如月A、蘭ちゃんたちのクラスに転入してきたの』

「そうなんだ!僕は江戸川コナン!よろしくね!Aねえちゃん!」



無邪気に笑うコナン君はすごく愛らしくて

私もこうなりたかったな〜なんて、思ってみたり




「やだ、もうこんな時間…お父さん、ご飯のお買い物行こう!」

「私も今日もらってもいーい?」

「もちろん!Aはお留守番お願いできる?」

『はーい!コナン君とおしゃべりしてる!』

「僕はどうしたらいいですか?」




安室さんはにこにこと笑いながら言う

蘭は困ったように悩んだ後




「一緒に作るの手伝ってもらいたいので、買い出しお付き合いしてもらってもいいですか?」

「もちろん、車出しますよ!」




そのまま

4人は買い出しに行ってしまったので、コナン君と二人きり




私は意を決してコナン君を見る




『コナン君、工藤君と親戚なんだっけ?』

「え、うん…そうだけど…」

『工藤君、今どうしてるの?』




急な質問にコナン君は少し戸惑っている様子

コナン君はおっかなびっくり話してくれる




「場所はわからないけど、事件で忙しいみたい…」

『そうなんだ…何か不思議なこと言ってなかった?』

「え…?」




目を見開くコナン君


私の心臓はバクバクと鳴っていた





『例えば…真っ黒な服の人とか…』

「黒のそし…き…!?」




コナン君は「しまった!」といった様子で口をふさいだ

私はコナン君の肩をつかむ




『知ってるの!?組織の事…知ってるなら教えて!』

「ちょ、ちょっと待って!…なんでそれを知りたいの?」

『私には…知る権利がある』

「組織の人ではない…よね?」

『もしそうだったら、こんなに大きな声で名前を出してないよ』




私の瞳を見て、コナン君は息を吐いた

そのあとのコナン君は、子供とは思えないくらいに落ち着いていた




「うん、知ってるよ…」

『なんで?工藤君に聞いたの?』

「ううん…直接見たんだ」

『え…?』





コナン君もあんな目にあってしまったのかと思ったら、私は血の気が引いた


でも、そのあとの言葉を聞いて、私の頭はフリーズした






「僕、工藤新一なんだ」


『…は?』

協力関係→←毛利探偵事務所



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作者名:ちぃ♪ | 作成日時:2018年5月20日 23時

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