episode:31 ページ38
.
初めて会ったイザナ君の印象は
“キレイな男の子”だった
「真一郎…ソイツ、だれ」
イザナ君は警戒心丸出しで真一郎君に聞いた
「家の近所に住んでて、道場にも来てる場地A‼︎
イザナの３つ下
今日はオマエに会わせたくて連れて来た」
『はじめまして、場地Aです
よろしくね、イザナ君！』
前の人生よりはかなりマシだと思うが、基本的に私は人見知りである
上手く笑えているか不安だ
それに緊張もしている
「………フンッ」
そっぽを向かれてしまった
「イザナ‼︎
挨拶されたら自分も挨拶だろーが！
そんなんじゃ将来女の子にモテねーぞ！」
すかさず真一郎君が叱るが
「女にモテない真一郎に言われたくない」
とイザナ君に一刀両断されてしまった
「…イザナ君、今何て言ったのカナ⁇」
そう言ってニコニコと笑いながら真一郎君は青筋を立てている
2人のやり取りがまるで佐野兄弟を見ている様な感覚になって、私は思わず笑ってしまった
「…なに笑ってんだよ」
笑っている私を見て、イザナ君が不満そうに言った
『ふふふ！だって、面白かったんだもん！
真一郎君とイザナ君は仲良しだね！
やっぱり、兄弟だからかな？』
私は素直に思ったことを伝えた
「なーに言ってんだ、A！
オレはオマエの事も本当の妹みたいに思ってるぞ？」
『え？ほんとに！？嬉しいなぁ〜‼︎‼︎』
「…オマエ、真一郎の事好きなの？」
私と真一郎君のやり取りを見てイザナ君が言った
『好きだよ？もう1人のお兄ちゃんだもん！』
「もう1人？」
『うん！私、双子のお兄ちゃんが居るんだ〜』
「ふーん…じゃあオレもオマエの兄ちゃんになる
真一郎がオマエを大事にしてるなら、オレもそうする」
そう言ってイザナ君は少し笑った
『じゃあ、改めて…
私、場地Aです！
イザナ君、これからよろしくね？』
「黒川イザナ、よろしく」
これが、私とイザナ君の出会いだった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます‼︎私自身もまだボンヤリとしか考えておらず、この先が気になっている1人です(笑)ゆっくりではありますが更新頑張ります(о´∀`о) (2022年1月4日 9時) (
レス) id: f655379a06 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 夢主がマイキーや稀咲、イザナとこの先どうなっていくか、続きが凄く気になります！！更新楽しみにしています(*^^*) (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0c03d7cf6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅 | 作成日時：2021年11月11日 16時
