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そんな鬼畜なゾムさんは、購買に行くからと言って、扉を開けただけで去って行った。
扉を開けた先に見えたのは、漫画に出てきそうな立派な書斎みたいな光景だった。
部屋の一番奥にある他と比べ一段と立派な椅子には生徒会長が座っていた。
生徒会長の金髪も相まってどこか威厳を感じさせる。
なんか、ラスボスみたいやな…
RPGの世界だったら絶対最後に出てくるやつぅ
私がこやつをどうやって倒そうか考えていると、その相手が喋り始めた。
gr「よく来たな、西園寺」
「…連れてこられたんですけど…」
gr「まあまあ、それで生徒会には入る気になったか？」
「なってません」
gr「そうか…そうだな、それでは俺と賭けをしないか？」
「賭けですか」
gr「そうだ。今度行われるテストで俺がお前を抜かせたら、生徒会に入ってもらう。俺が負けたら、お前の言うことをひとつ聞いてやろう」
賭けと言っても、これは生徒会長がずいぶん不利になると思うんだが…
１年生の頃からずっと主席の地位を守ってきた私が、そうやすやすとその位置を渡すわけがないのに。
勉強しか取り柄のない私が、テストで負けるわけがないだろう。
もし、勝ったとしても生徒会長に何を命令するんだ？
生徒会長でも侍らせるか？
いや、それは私が殺される。
「いいですけど…私にあまりメリットがありませんね」
gr「む、そうか？俺は生徒会長だぞ。例えば、単位とかを気にせずにサボることができるようになるゾ」
な、なんだと…！
授業をサボれるだと…！
私の生まれてからの夢が叶うチャンスではないか！
その賭け、のった！
「いいですよ、会長。負けても文句言わないでくださいね」
gr「それは、こちらのセリフだ」
「そうですか…それより、お腹すいたんですけど……」
gr「ここで食べていってもいいゾ」
「いえ、ぴくとが待っていると思うので。失礼しました」
何か物足りなさそうな会長に知らんぷりをして、生徒会室を後にした。
そのあと、空き教室で昼食を食べながらぴくとにこのことを話したら苦笑された。
それはどっちに同情しているんですかねえ？
も、もしかして、会長を侍らせようとしたことがばれた？
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ラーク - あの、更新停止してますか？一番好きな作品だから現状しりたくって、、、。教えてください！！ (2020年7月12日 16時) (
レス) id: 5b2067527a (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - ↓↓↓それな，，絆創膏，，女子力，，＼(^o^)／ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - これで控えめなら大げさに言ったらどうなるんだ，，？（） (2020年5月7日 21時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
稚依(プロフ) - コメント遅くなってすみません（土下座）そう言っていただけると嬉しいです！コメントありがとうございます (2020年4月25日 18時) (レス) id: 827b40f3c8 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 私にぴったりの作品でした！ (2019年8月4日 12時) (レス) id: 086f92bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稚依 | 作成日時：2019年5月20日 23時
