千年の冬のような恋 2【松野千冬】 (ページ46)

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最後だから聞けよページ46

千冬「ユウ!返事しろ!」

貴方「………」

そんな、俺は場地さんのことをこの子と約束したのに…巻き込んだのは俺だ。

彼女が場地さんを好きだったのは知ってるからこそ俺に何度も協力をしてくれた。

目の前の彼女は胸を撃たれて血が止まることなく広がっていく。

俺の目の前でユウちゃんは息を引き取った。

千冬「……くそっ!あ、ユウ……」

稀咲は俺に言い残したことがあるかと問いかけて拳銃を向ける。

千冬「タケミっち!最後の言葉だから聞けよ…この12年間色々あった…マイキーくんは消えてドラケンくんは死刑汚いことにも手を出した」

俺は相棒だからこそコイツに

千冬「俺たちは間違いもたくさんおかしただけど、結果は変わらねぇ!場地さんの意思を、東卍を頼んだぞ、相棒」

タケミっちは泣きながら俺を見つめた。

そう言って俺は稀咲に撃たれた。

最後に瞳に写ったのは先に息を引き取ったユウちゃんだった。

ねぇ、もうすぐそっちに行くから……

また、一緒になってくれるか?

俺は動かなくなった体で最後にユウちゃんに伝えられなかった言葉を心で繰り返す。

千冬「(好きだよ、大好きだ…愛してるよ…もし生まれ変わって出会ったら…俺のお嫁さんになって)」

相棒、お前にあとを全部託す!

お前なら東卍を皆を救えるはずだからな!

相棒がお前で良かった……。

そこで俺の意識は完全に消えた。