千年の冬のような恋 2【松野千冬】 (ページ42)

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婚約者ページ42

マイキー「花垣武道!顔をあげて皆に挨拶しろ」

私はタケミっちを見つめた。

千冬「……」

武道「よろしくおねがいしまぁす!」

貴方「タケミっち……」

ドラケン「何泣いてんだ、締まらねぇな」

三ツ谷「あーあ、こりゃ仕切り直しか?」

マイキー「顔あげすぎだ、バーカ」

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私は高層ビルで下の景色を眺めていた。

隣には黒髪の黄緑の瞳の私の婚約者が時計とにらめっこ中。

貴方「あの人、まだかな?」

千冬「もうそろそろ来るんじゃないか?っていうかあの人の前ではせめて婚約者らしくな」

貴方「今はお兄ちゃんでも?」

千冬「せめてその呼び名2人のときだけな」

貴方「はーい」

すると扉が開いて山岸一司さん、鈴木マコトさん、山本タクヤさんが帰ってきた。

そしてそこにはきょろきょろしながら来たのは

貴方「タケミっち…遅いよ」

千冬「ったく、待ちくたびれたぜ…」

武道「千冬!ってことは隣は…ユウちゃん?」

貴方「正解!」

武道「良かった、千冬…俺何がなんだかわからなくて」

千冬「はぁ?何言ってんだ?」

そう言うとお兄ちゃんは私の肩を抱きながら出口へと向かう。

千冬「タケミっち、ユウ、行くぞ」

貴方「さりげなくエスコートしてくれるの好きだよ?お兄ちゃん」

千冬「だから、呼び方」

貴方「間違えただけだよ……千冬くん」

武道「(何がどうなって…)どこに行くんだよ」

私は千冬くんと顔を見合わせて笑った。

千冬「東京卍會の幹部会議だろ」

貴方「なんたってタケミっちは最高幹部だもん」

武道「(東卍の最高幹部!)」