千年の冬のような恋 2【松野千冬】 (ページ3)

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新参番隊隊長の就任式ページ3

私は3人を見つけるとすぐに駆け寄った。

貴方「ねぇ、ケンにぃ」

ドラケン「わかった、貸してみろ」

私は3人を待つ間にコーヒー牛乳を買っていたのだが開けられなくてずっと待っていた。

ドラケン「ほら」

貴方「ありがとう」

お礼を言ってコーヒー牛乳を飲む。

武道「ユウちゃんも飲むんだね、こういうの」

貴方「意外?」

武道「まぁ、それにドラケンくんに甘えることあるんだなって」

貴方「うーん……たまにはね」

マイキー「2人とも飲み終わったらすぐに行くからね」

マイキーくんの言葉に私は頷いた。

タケミっちは首をかしげて私に聞いてきた。

武道「これから何があるの?そう言えばユウちゃんの特攻服初めて見た」

貴方「これから決起集会があるんだよ」

武道「そうなんだ」

私はコーヒー牛乳を飲み終えて同じく牛乳を飲み終えたタケミっちに声をかけた。

貴方「ねぇ、ケンにぃの面白い一面見れた?」

武道「それってさ……シャンプーハットのこと?」

貴方「そう!あの見た目でシャンプーハットだよ?笑うしかないじゃん」

武道「(ドラケンくんの新しい一面は置いておくとして……)」

私はマイキーくんの横を歩きながらタケミっちに情報を共有した。

貴方「タケミっち!今日の決起集会はひと味違うよ……新参番隊隊長の就任式だからね」

武道「新参番隊隊長の就任式?」

私は前を見据えて就任式を執り行う神社の階段を一段ずつ上がる。