見え透いた嘘 過去 ページ15
貴方「場地…くん」
場地「ユウ……離れてろって言っただろ」
貴方「けど……」
不良たちは場地くんを殴り続ける。
場地くんは私とマイキーくんのバブを守り続けた。
貴方「……もう、やだ…ｸﾞｽﾞｯ」
場地「大丈夫だ、俺が絶対にユウを守る」
怖くて怖くて震えながら泣いてる私に場地くんは守ると声を掛け続けてくれた。
その時、優しい声が私たちの耳に届いた。
？「何やってんだ?お前らは」
貴方「マ、マイキーくん……ｸﾞｽﾞｯ」
マイキー「お前らさ……俺たちの大切なお姫様泣かすなよ」
そう言って私たちのところまで来ると場地くんに手を貸した。
場地「マイキー……」
マイキー「バカだな、2人して…こんなもののために」
彼はそういった直後バブを力の限りで蹴飛ばした。
貴方「え?」
場地「なっ…」
私たち2人だけではなく絡んできた不良たちもこの光景に驚きを隠せていない。
貴方「(マイキーくん……大切なバブを自分で蹴飛ばして壊した……)」
マイキー「おいおい、俺の大切なバブ……どうしてくれんの」
不良たちは理不尽な言葉に言い返しの言葉を言おうとしたらマイキーくんによって瞬殺された。
あまりの強さに逃げ出していったため大事には至らなかった。
場地「マイキー、どうしてここに?」
マイキー「いや、海パン忘れちゃって」
貴方「なにそれ…」
マイキーくんの見え透いた嘘が優しくて嬉しかった、それから場地くんに守ってもらえたのが頼もしかった。
場地「ユウが最初に守ったんだぜ、お前のバブを」
マイキー「ありがとう、ユウちゃん」
マイキーくんにお礼を言われてすごく嬉しかったんだ。
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