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Ｔside
ニカとはよく喧嘩する。まあ、喧嘩っていっても小競り合い程度なんだけど。それに、その小競り合いはファンサービスみたいなものだし。
でも最近、ニカのこと好きって気づいてからうまく言い合いできなくなったんだよね。
宮「そういやさ、最近ＭＶの撮影のときとかニカと玉言い合いしてないよね」
今日は新曲のＭＶの撮影してるんだけど、宮田が鋭いとこついてきた。
千「確かに！俺あれ結構好きなんだけど！何で最近しないの？」
「別に…、する理由がないから‥？」
宮「いや今までも結構どうでもいいことだったでしょ(笑)」
本当はニカとそういう絡みしたいよ。けど、言い過ぎかな…とか嫌われるかも…とか思い出すと今まで言えたことが言えなくなったんだよね。ニカもくだりってわかってるし、ずっと一緒だから冗談だってわかってくれるんだろうけど…。
そんな会話をしてたらニカが向こうからやってきた。メイキングのカメラも一緒だ。
二「玉森ぃ！！ボーっと歩くな！」
「はあ？？別にボーっと歩いてないわ！宮田とがっちゃんと話してたわ！
二階堂！！！‥‥あ、え、っと、ちゃんと気持ちつくれ！！」
二「作ってるわ！好きな人思い浮かべながら歌ってるわ！」
え？好きな人？
ニカ…好きな人いるんだ…。そっか、そりゃいるよな…。
ショックだけどなんか、なんか返さなきゃ…。
宮「いやいや、アイドルの発言として問題だわ(笑)」
二「やっぱダメか(笑)たま、撮り直そ…たま！？」
千「えっ、たま？だ、大丈夫？」
宮「どうしたの？！」
みんなが俺の顔を見ながら驚いて心配してくれて、初めて自分が泣いていることに気づいた。
「あ…、ごめっ。なんでもないからっ…」
恥ずかしくて、うつむき何とか涙をこらえようとした。けど、ポロポロととめどなくあふれてくる。
千「何でもないのに泣かないよ。どうしたの？」
二「玉森…？」
「なんでもねぇって！！」
心配したニカが俺の肩に手を置いて顔を覗き込もうとしてきて、その瞬間もうどうしたらいいかわからなくなった俺は、ニカの手を振り払ってしまった。
思いのほか大声で怒鳴ってしまったから、スタッフさんやガヤや渉が気づいてしまった。
「ごめん…」
その場にいることに耐えられず俺は走り出してしまった。
宮「たま！！」
後ろから呼びかけてくれるメンバーの声も無視してがむしゃらにその場から逃げた。
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ぴのこ(プロフ) - karinさん» karinさん、初めまして。読んでいただき、コメントまでしてくださってありがとうございます！初めてわったまの話を書いてみたので、不安だったのですが可愛い話だと言っていただけて嬉しいです！更新頻度は遅めですが、これからもぜひ読みに来てください！ (2019年4月14日 22時) (
レス) id: 01612199f1 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - 初めまして。karinと申します。わたとたまちゃんの可愛いお話ありがとうございました！実はわったまが一番好きなので更新されてて嬉しかったです。これからも楽しみにさせてください。 (2019年4月13日 23時) (レス) id: eab40a5989 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴのこ | 作成日時：2019年2月16日 4時
