1,始まり ページ2
.私はある日、アルミンの付き添いで、本屋に出掛けた。そこには沢山の本があって、アルミンはエレンと行ってしまった 。
朝、いや、昼の一時間ぐらいだっただろうか 。
かなりの晴天で、私はまだ幼かった 。
『この辺は古い本かしら…』
適当に回っていると、暗く、目立たない隅の本棚の前に来ていた 。
ふと下を向くと、一冊のほこりのかぶった本があった 。
『いつぐらいのだろう…』
手に取り、少しホコリをはらって表紙の文字を読もうとするが、その文字は現代の文字ではなかった。
昔の文字だろうか…
それにしてはここに置いてあるのは可笑しい…。
もしもアルミン達の言う外の話のものならタブーにしているはずだし、。。
『……う…？』
何故か読めた 。
何か記憶があったわけではない 。
なんだか文字がわかる気がした 。
『か…、わ……り………うまれ…かわり…？』
一文字ずつ読んでみると、生まれ変わりという
意味のわからない文になった 。
いや、生まれ変わりの意味はわかるが、何故そんな本があって、この文字なのか…何故、
私はこの文字が読めたのか 。
『あなたは…ゆめをみている……』
ページを開くと、真っ白い一ページに
小さな文字でそうかかれてあった。
" 貴方は夢を見ている "
. 覚めたくない
. 覚めなくてはいけない
. 快感、快楽、全てがそこにあるから
. 私は夢を見ている .
長い長い
『夢を見ている。』
『ミカサ？？？』
『…ｯ…！？アルミン、！』
無意識に口が開いてそう呟いた後に、
アルミンが本棚の横から顔を出した 。
脱け殻のような顔だった私は元に戻り、
頭を抱えて本を元の場所に置いてアルミンとエレンの元に向かった 。
.瞬きを何回しても覚めない夢、
私は "今" "ここで" "生きている" 。
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白幸ﾁｬﾝ(プロフ) - ナナさん» あああああコメントなど、ありがとうございます!!あ、わかりにくく、申し訳ありません、主人公はミカサ、でやらせていただいております！今後、ちゃんとわかるよう名前も出すよう心がけます！ (2017年12月5日 22時) (
レス) id: 8116683016 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白く、更新楽しみにしております。一つ質問ですが、主人公の設定はないのですか？返信してくれると誠に嬉しいです、 (2017年11月26日 22時) (レス) id: e7e3279450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白幸ﾁｬﾝ | 作成日時：2017年11月18日 1時
