決意表明 ページ15
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キスをして離れていく彼を何となく名残惜しい気持ちで眺めていると、
「…上、着てくれる？」
「！！すみません！」
無意識にまじまじと顔を見つめてしまっていた。
恭弥さんに顔を逸らされ指摘されて、ようやく気がついた。
「ねぇ、」
シャツのボタンを留めていると、彼が静かに口を開いた。
「明日が最後の戦いになる。…君は」
「ちゃんと、私も連れて行って下さいね」
「！」
「《祝福の巫女》としてじゃなくて私が、みんなの、恭弥さんの傍にいなくちゃって思うんです」
正直、珍しく不安だ。
白蘭と真六弔花という、強大な敵。
そんな心の機微を彼は感じ取ったのか、彼は少し黙ってしまった。
「…」
「全部懸かった戦いなら、全部賭けてやりましょう」
魂の強さが私の武器なら、挫けたら負けだ。
どんな敵でも、みんな一緒なら。
「…僕は、僕の好きなように戦う。
それが、結果的に君を危険な目に合わせることになっても。」
＿＿そうだ。
＿＿何者にも縛られることのない、それが雲雀恭弥なんだ。
彼が彼らしく道を歩む姿は、なによりも美しいものだから。
私は嬉しくて、恭弥さんに微笑みかける。
「まったく問題ありません。なんたって、」
「僕が君を護るからね」
「！…先に言われました」
「さっきのお返しだよ」
するり、２人の指が絡まった。
手に触れた硬い感触は、雲のボンゴレリングだろう。
「ふふ、いつもありがとうございます」
「なに改まって」
「明日も、私を護ってくれると助かります」
「言われなくとも。」
自身たっぷりに言い放ち、彼がその美貌に浮かべたのは、私の大好きなあの笑顔だった。
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キノ - 楽しみです (2019年12月15日 18時) (
レス) id: ee7d8722a4 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - キノさん» ありがとうございます！12月からぼちぼち再開していく予定ですので、もうしばらくお付き合い頂けますと嬉しいです！ (2019年12月3日 20時) (レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
キノ - 今とても気に入ってる夢小説です。更新ゆっくりでいいので頑張ってください！ (2019年8月1日 8時) (レス) id: 11de05c48c (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - リリンゴさん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！！ (2019年7月11日 17時) (レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
リリンゴ - ヒバリさん、かっこいいです！このシリーズ大好きです！これからも頑張ってください！ (2019年7月10日 6時) (レス) id: 547ee901cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年6月24日 19時
