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不思議な魅力を醸すそれに、目を惹かれ＿＿
「あれ、傷が」
両手を拘束された不格好なまま、彼の頬に手を伸ばしていた。
その白い頬には、赤い線が。
＿＿血…
頬に触れた、その瞬間。
目の前で、ばちっと光が弾ける。
「＿＿＿！！！」
「…え、」
＿＿共感、した…？
頭が映像で溢れ返った。
痛くて、
暗くて、
寂しくて、
言葉には尽くせない程の、
『ギャアアアアア！！』
『僕と一緒に来ますか？』
殺戮、虐殺
『クフフフフ』
報復、復讐
＿＿目を覆いたくなるような残酷な映像。
「や、なに…これ…」
「見ましたね」
身体が震えて、指先から温度が消えていく。
頭は酷く痛むし、涙が止まらない。
＿＿こんな、こんなものがこの世に……！！
「地獄というものを、信じますか？」
「じご、く」
私が今見た光景は、まさに地獄そのものであった。
涙で滲む視界で、目の前の男を見上げる。
映像の、地獄の中心にいたのは、紛れもなくこの骸という青年だ。
「貴方、は」
「この醜悪な世界には、知らない方がいいこともある。」
そう憂いた顔はあまりにも哀しくて、その表情がたとえ演技だとしても、
＿＿＿どうか彼に救いを。
そう祈らずにはいられなかった。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
