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♡
「来てしまった、この日が」
浴衣は着た。
長い髪は後頭部でアップにした。
メイクというほどじゃないがリップも塗ったし睫毛も上げた。
鏡を見る。
「…………」
＿＿だめだ、雲雀さんの存在とそもそものステータスが釣り合わねぇ……
けどそうも言っていられない。
雲雀さんがとんでもない美人なことは、最初から解っていたことじゃないか。
＿＿もう浴衣着ちゃったし！バッチリキメちゃったし！
後戻りは出来ないのだ。
「い、行ってきます」
海外で働く両親は常に家を空けていて、ほぼ弟との２人暮らしだ。
私が出かけることは弟に言ってあるので、戸締りしっかりね。と出る前に姉らしい忠告もしておく。
神社までの道を歩いていると、私の様に浴衣を着ている人が多い。
女の子が圧倒的に多いけど、男の人の浴衣も多く見かける。
並盛神社に近付くと、ちゃららら、と軽やかな祭りの囃子が聞こえてきた。
「あ！紅呂奈ちゃん！」
「やっぱり会えました〜！」
「ハルちゃん、京子ちゃん！昨日ぶりだね」
早速、浴衣姿の２人に会った。
京子ちゃんもハルちゃんも無自覚美少女なので、周囲の人の視線を少なからず感じる。
「紅呂奈さん、可愛いし綺麗です！」
「うんっ大人っぽい！」
「あ、ありがとう…面と向かって褒められると照れるね…」
大人っぽく綺麗に、を目指したのでいい反応を貰えて安心した。
なにより、この天使２人に褒められると自信がつく。
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
