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朝から校門前で、ばったり雲雀さんに出会した。
相変わらず美しい…じゃなくて、近寄るなオーラ全開だが、これは学ランを返すチャンスだ。
「ひ、雲雀さん」
恐る恐る声を掛けると、雲雀さんは不機嫌そうに振り向いた。
いや、もしかしたらこの表情が通常運転なのかもしれない。
「ああ、君か」
「そ、その、先日は大変な失礼とご迷惑をおかけして、本っっっ当に申し訳ありません！」
私が勢い良くお辞儀すると、彼はフッと一瞬だけ口元をほころばせた。
「朝から忙しないね、白石紅呂奈。」
しかし、見間違いだったのか、
そこにあるのはいつも通りの風紀委員長の表情だった。
「す、すみません…なんとお詫びしたら良いのか…」
雲雀さんの言葉を迷惑だ、と捉えた私はしょぼん、と顔を俯かせる。
自分に水をぶちまけた女なんて、不快にさせてしまうに決まっている。
「お詫び？」
「？はい」
聞き取れなかったのだろうか、と肯定すると
「わかった。じゃあ、今日の放課後は応接室に来て」
雲雀は、少し愉しそうに去って行った。
ところで＿＿
「わかった。って、何だろう？」
生徒が往来する校門で、
渡しそびれた制服の入った袋を持ちながら紅呂奈は、小首を傾げるのだった。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
