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「…では、お言葉に甘えて」
と、その場に座る。
天気がいい。雲一つない青空だ。
身体に吹き付ける風が爽やかで心地良い。
チラリと横を見ると、雲雀さんが頭の下で両腕を枕替わりに組んで寝そべっている。
その優雅さたるや。
＿＿この人は何をしてても様になるなあ…
そんな思いで相変わらず整った容姿を見る。
すると、
「ちょっと。ジロジロ見ないでくれる」
目を瞑ったままだが、確かに雲雀さんが声を発した。
思わず全身がビクッ！となる。
＿＿視線だけでも起きるの！？？
「ごっ、ごめんなさい」
顔が赤くなるのが自分でも分かった。
芸術肌なだけあり美しいものには目がない性質故つい、彼に魅入ってしまう。
「……まあいいよ。
見たいんだったら好きなだけ見ればいい。その代わり、僕の枕になって」
私の膝の上に、雲雀さんの頭がぽふっと乗った。返答もなにもしてないのに。
「※〒◎＄￥〜ッ！！？？」
サラサラの黒髪と整った顔が、今は自分の膝の上。
確かに顔はよく見えるかもしれないが。
＿＿ある意味絶景ですけど！
「ちょちょちょ、まっ、雲雀さん！？こういうことはあのっ、そのですね！！」
もちろん私は、今まで誰かを膝の上に乗せたことも、異性とここまで接近したこともない。
アワアワと赤面していれば、当然彼が黙っていないわけで。
「…大人しくしてないと、咬み殺すよ」
ドスの効いた、いつになく不機嫌そうな声で言われ、
「ﾊｲｯ」
私は縮こまる他なかった。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
