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数日後 ページ17
雲雀さんの秘書に少し慣れた頃。
応接室に通うのが日課になりつつある。
「あれ、雲雀さんいない」
しかし、応接室は空だった。
ソファに腰掛けて、スクールバッグからスケッチブックを取り出す。
雲雀さんを待つ間はやることもないので、絵を描くことにしている。
最近は部活に顔を出せていないが、私は美術部主将なのだ。
＿＿だけど、
「出来た…」
夕日に照らされた横顔。
鉛筆で描いたものなので白黒だが、その絵には確かに暖かな色があった。
そして、横顔の人物はといえば、今留守にしている応接室の主その人である。
彼の絵を描くと、神経が研ぎ澄まされるというか、頭の中がスッキリする気がするのだ。
＿＿でも胸は熱くなるような、不思議な感覚。
「ふぁ、あ…」
時計を見ると、応接室に来てから１時間程経っていた。
ずっと夢中で描いていたから、集中力が切れて一気に睡魔が襲ってきた。
＿＿雲雀さんはしばらく来なそうだし、一眠り…
紅呂奈はそのまま、上等そうな革張りのソファに、身を沈めるのだった。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
