31話 ページ31
白布side
暑い。
まだ5月だと言うのに、今日は気温がかなり高いらしい。
汗でベトベトする頭を水で流そうと早足で水道場に向かう。
冴木「あ」
「あ…どうも。」
1人でドリンクを作っていたらしい、彼女の脇には大量のドリンクが入ったカゴとタオルが置いてあった。
てかあの人……青城の選手に同じような見た目の人がいた気がする。
親戚か何かか?
そんな事を思いながら蛇口を捻り、流れる水に頭を突っ込む。
一通り流してタオルで頭を拭きながら、さっきマネがいた方を見ると、ドリンクのカゴが一つだけ無くなっていた。
「この量を1人で全部……?」
さっきもそうだったが、対戦校のマネージャーが2校分のドリンクの用意などをしてくれるらしい。
掛かっていた時計を見ると、後数分で休憩が終わる。
それまでにこの量の荷物を運ぶのは到底不可能だろう。
「持ってくか。」
カゴを持って体育館へと向かった。
というか、何となく持ってきてしまったがこれはどこに置けばいいんだろう。
そこへ丁度よく青城マネが通りかかった。
「これ、向こう持ってけばいいんですよね」
そう尋ねると、数秒ポカンとした表情を浮かべる。
「っあ、はい、そうですけど………!私が運ぶので!大丈夫ですよ!?」
やけにテンパってるな…
と思いながらカゴに伸びてくる手を躱していく。
「〜〜っ白布さん、遊んでますよね!?」
遊んでない。ここで渡したら男のプライド的な問題で駄目だから運ぶ。
そんな意思を込めて青城マネを見つめるが当然伝わるわけも無く。
その後も迫ってくる手を躱しながら歩いていると、目的地に着いたようだ。
白布「ここ置いとくから」
カゴをベンチ脇に置いてコートに入る。
天童「ナニナニ〜?ぶんぶんAちゃんと仲良いノ?」
「A……?」
五色「先輩冴木さんの話聞いてなかったんですか!?青城のマネージャーの名前ですよ!!」
五色に言われるのは癪に障るが、実際ぼーっとして聞いていなかったからしょうがない。
「A、か……」
天童「そろそろぶんぶんにも春が来るかナ♪」
天童さんがそう呟いていたのを、ぼーっとしていた俺は気付かなかった。
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休校……暇ですね。
私は昨日2週間ぶりに外でバレーをしたのですが、ものの数分でバテてしまいました……w
運動は大切ですね…
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紫(プロフ) - リウさん» Twitterやってるんですけど、そちらで送るんでも大丈夫ですかね? (2020年6月17日 18時) (レス) id: b4baa08eb6 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - 紫さん» コメントにURL書いて頂ければ私の方で載せますよ!URLが分からない場合は私もどうすればいいか分かりませんが…… (2020年6月17日 18時) (レス) id: efdbfab4fc (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - URLってどう貼ればいいんですか?教えていただいてもよろしいですか?占ツクよくわかってないので…お手数かけてすいません… (2020年6月14日 14時) (レス) id: b4baa08eb6 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - コメントありがとうございます!楽しんで頂けたなら大変光栄……!(更新サボっててごめんなさい…)描いてくれたんですか!?凄く嬉しいです!ありがとうございます〜〜!URLをコメ欄に貼って頂ければ小説の方で紹介させて頂きますよ! (2020年6月13日 12時) (レス) id: efdbfab4fc (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!国見ちゃんがすごく好きなので、こういう小説めっちゃ待ってました! それでイメ画描いてみたんですけど、大丈夫でしょうか? (2020年6月10日 22時) (レス) id: 5ecbc16d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リウ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/201300301/
作成日時:2020年2月18日 21時