及川徹の従妹は国見英に大変良く似ている。【青葉城西】

3話 ページ3

1週間と1日後

キーンコーンカーンコーン

下校の時刻を知らせるチャイムが鳴る。
本来ならば即座に帰るんだけど……

「体育館、行かなきゃなんだよなぁ……」

紺藤「Aー！！」

そう叫びながら私の肩を叩いたのは、最近仲良くなった紺藤(こんどう)亜矢梨(あやり)。
アニメと男バレをこよなく愛するキラキラJK(自称)。

紺藤「体育館行くんでしょ？従兄サマからのお呼び出しですかー？？」

従兄サマって……

「そうなのよ……ねぇ亜矢梨、あんな奴のどこがいいの……？鬱陶しいだけだよ……？？」

紺藤「そんなの決まってるじゃん！！あの素晴らしいルックs(((及川「A〜！！」はうっ！！今日もとおる様がかっこいいわ……」

亜矢梨の言葉を遮るようにひょっこりとドアから顔を出しているのは、及川徹本人。

「…いや徹お前なんでここにいる？？？」

及川「そんなの決まってるじゃん！！愛しの愛しのAちゃんを迎えに来たんだよ〜！」

「及川サン、誤解を生むからその言い方やめようか。」

…途轍もない殺気を感じて廊下の方に目を向ける。
そこには私を睨みつけるたくさんのお姉様方が。

あっれぇ私今日が命日なのかな？？まだ死にたくないよ？？？

「おい徹！！従兄妹だからってそんな絡むなよ！！！」

お姉様A「従兄妹？従兄妹なの？？」

お姉様B「じゃあ付き合ってる訳では無いのよね」

お姉様C「いいえ、従兄妹同士は結婚出来てしまうのよ……」

お姉様AB「「そんな……っ！！」」



…お姉様方の会話が面白すぎる件について。

4話→←人物紹介という名の2話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す