7 ページ8
「そーいえばA、いつまで地球にいるアル?」
「あー…それが、私帰りのお金ないんだよね」
なんせ洛陽から地球まで交通費がバカ高いのだ
行きはともかく、帰りのお金は0と言っていいほどない
「んじゃあ、どーやって帰るんでィ」
「仕事探して稼いで帰る」
見つかるかわかんないけど、それしか方法はない
「それならA!万事屋で住み込みで働くといいアル!」
「え…」
「げっ。おい神楽、なに勝手なこといってんだよ!」
「銀ちゃん!たったひとり増えるだけアルよ?」
「だ、だけど銀さん、家賃だって払えてないんでしょ?私が増えちゃったらもっと大変だよ」
確かに雇ってくれるのは嬉しいけど、私だってお金の危機が迫っている人に匿ってほしいなんてお願いする鬼ではない
「で、でもそれじゃあAは…」
「私なら大丈夫だよ神楽ちゃん。だからそんな顔しないで」
いざとなれば、野宿すればいい
そうしたらホテル代だって浮くし、早く洛陽に帰れるだろう
「…わーたよ、万事屋でっ「俺が匿ってやりまさァ」…ちょっと総一郎君?」
「俺が真選組で雇ってやるぜィ」
「え…」
「な、何言ってるアル!お前なんかにAを任せてたまるか!ちょっと銀ちゃん!さっき言おうとしてたこともっかい言うヨロシ!」
「なんのことかな、グラさん」
真選組で雇う
それって、真選組で働かしてくれるってこと?
「三食飯付き、寝床付き。しかもあんたの頑張り所じゃあ報酬も多いぜィ」
「お願いします」
「決まりだねィ」
三食飯付きの寝床あり
なんて最高なんだ、なんて幸せなんだ
「A!!ほんとにあんなむさ苦しい男共のとこで働くアルか…?」
「神楽ちゃん…心配しないで私は大丈夫、夜兎だもん」
「まっ、そーいうことだ。ま、あんなとこ嫌になったらいつでも万事屋に来い。」
話くらいは聞いてやる、そういい私の頭を撫でた
「…ありがと」
「よし、んじゃあそろそろ新八も来るだろうしお前らもさっさと屯所とやらに戻れ」
「A、また絶対万事屋に来るヨロシ」
「うん、二人ともありがとう!」
「んじゃあ、旦那。失礼しやすぜィ」
いつ洛陽に帰れるかは分からないけど、こっちでの生活も楽しめそうだ
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カノン(プロフ) - 神音さん» 私自身も、初々しい沖田を重視して書いていたのでそう感じて頂けてとても嬉しいです!素敵なコメントありがとうございます! (2018年10月7日 14時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
神音 - ああああ!沖田がカッコ良すぎます!この小説の沖田大好きです!初々しい感じが堪らん、) (2018年10月7日 1時) (レス) id: 6427200cb8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - みぃなさん» そういっていただけると、とても嬉しいです!これからも頑張りますので是非愛読お願いしますm(_ _)m (2018年10月1日 7時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
みぃな - カノンさんの小説はいつ読んでも最高です!更新待ってます! (2018年9月30日 23時) (レス) id: 6427200cb8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 雪柳.さん» あああ!私としたことがバリバリ変換ミスしていました(汗)ご指摘ありがとうございます^^*これからも読んでいただけると嬉しいです! (2018年9月30日 1時) (レス) id: ebcb9d0b32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カノン | 作成日時:2018年9月24日 20時