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先生 (トミー) 4 ページ8

彼女が教室を後にした後
頭がこんがらがって机に顔を埋めた

彼女が私の名前を知ってたのも
きっと、私が富永先生と仲良くしているのを
どこかで知ったからだろう。

そして、どこかで、私が富永先生と
勉強会をしてるのを知ったから
教室にのりこんできたのかな…?

私の考えすぎにしろ、彼女のあの言葉を
思い出すと、ため息が止まらない。

『トミー先生だって迷惑してるよ
あんたみたいな奴の勉強教えるの』

富永先生がそう私に対して思ってたら…

そんなことを考えてるたびに
なんだか泣きそうになる

本人から言われたわけじゃないのに
胸が苦しくて、不安で胸がいっぱいになって
でも、泣いたら負けなような気がして…

そんなことを考えていると
教室のドアが、ガラガラと開く音がした

「A…??」

名前を呼ばれたことに驚き顔を上げると
富永先生がファイルを持って目の前に立っていた

顔を上げたことで
知らないうちに目に溜まっていた涙が
頬をすうっと流れ落ちた

「え、ちょ、なんで泣いてんだ!?
大丈夫か!?」

心配そうな表情を浮かべて
私の目線に合わせるようにしゃがんで
自分のポケットからティッシュを取り出す
富永先生の姿に、今の私の状態が分からず
ポカンと見つめた後、ふと我に帰る。

「あ、えっと、あっ、ちっ!違うんです!
これは…!」

慌てて弁解する私を見て、ふっと微笑みながら
手に持っていたティッシュを机に置き
私の頭をいつものように…いや
心なしか、いつもより優しく撫でる先生を見ると
先生は真剣な表情で

「…辛かったら
いつでも頼ってくれていいから」

そう、優しく言ってくれた。

「え…?」

「勉強とか以外にも、家のこととか
バイトのこととか、色々あると思う。
Aが話して楽になるなら
いくらでも頼ってくれていいから
俺のこと頼ってほしい」

「富永先生…」

先生の真剣な眼差しと優しさに
また胸が苦しくなって、息もできないくらいに
好きという気持ちが溢れて止まらなくなる

「先生は…迷惑じゃないですよね?」

「なにが?」

「私に…勉強を教えるの…です
迷惑じゃない…ですか?」

「迷惑だったらわざわざ勉強教えたり
ティッシュ渡したりしないから
涙拭け、な?」

そう言って、笑いながら
私の頭をぐしゃぐしゃっと撫でる
先生につられて私も思わず微笑む。

そっか、迷惑じゃないんだ。

先生のその、屈託のない笑顔で
さっきまでの不安も飛んでいくみたいだった。

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マリン - シンデレラの話すごく良かったです!あとリクエストなんですけど、カンタくんとみんなには秘密で付き合ってる設定の話が見てみたいです!出来たらでいいのでお願いします! (4月30日 19時) (レス) id: f743f30378 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最高過ぎました!!トミーさんのもっとみたいです!! (4月22日 17時) (レス) id: 5fbdf69980 (このIDを非表示/違反報告)
ふなっちぃ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。すぐに対応させていただきました。 (4月22日 16時) (レス) id: 7686772828 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - この作品はオリジナルフラグ対象作品ではありませんのでオリジナルフラグを外してください。 (4月22日 16時) (レス) id: 34346084b5 (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 良かったです。これからも頑張ってくださち (4月22日 16時) (レス) id: 2a718ccb0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふなっちぃ | 作成日時:2017年4月20日 15時

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