風邪 (カンタ) 2 ページ4
「えっ…寛太…?」
驚く私の頭を優しい手のひらで何度か撫でて
聞こえるか聞こえないかの声でそっと
「ごめん、なんか、側にいたくて…
風邪うつるから…ダメなのは分かってるんだけど…」
そう呟く彼が、本当に愛おしい
「…いつも遊びに行きたくても行けないから
今日くらいは楽しいことしたいなって
思って、俺、楽しみにしてたんだけど…
ほんと、情けない…」
「ううん、私は寛太が側にいてくれるだけで
幸せだから」
そういうと、真っ赤な顔をさらに赤くして
そっぽを向く彼に、私は笑みがこぼれた
「ありがとね、A
………好き…だよ」
そう、さっきよりもさらに小さく
消えてしまいそうな声で呟いたその言葉に
答えるように、私はそっと額にキスをした。
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マリン - シンデレラの話すごく良かったです!あとリクエストなんですけど、カンタくんとみんなには秘密で付き合ってる設定の話が見てみたいです!出来たらでいいのでお願いします! (2017年4月30日 19時) (レス) id: f743f30378 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - 最高過ぎました!!トミーさんのもっとみたいです!! (2017年4月22日 17時) (レス) id: 5fbdf69980 (このIDを非表示/違反報告)
ふなっちぃ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。すぐに対応させていただきました。 (2017年4月22日 16時) (レス) id: 7686772828 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - この作品はオリジナルフラグ対象作品ではありませんのでオリジナルフラグを外してください。 (2017年4月22日 16時) (レス) id: 34346084b5 (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 良かったです。これからも頑張ってくださち (2017年4月22日 16時) (レス) id: 2a718ccb0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふなっちぃ | 作成日時:2017年4月20日 15時