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「ごめんなさい、助けて頂いて…ありがとうございます、バーボンさん」
私が数時間かけてまこうとしていたのを彼は数分で解決してしまった。流石、というべきか、すごいなあ。
男たちが完全に去ったのを彼も確認してくれていたようで、こちらに戻ってきたバーボンさんにすぐさま頭を下げた。
「いえ、困っているようでしたので助けるのは当然の事ですよ。それと、ベルモットからの命令があったので」
「え、シャロンから、ですか」
「はい。それにしても…丁度任務が終わってここで待っていたから良かったものの、僕がいなかったらどうしてたんですか。路地裏は危険なんですから、入っては駄目だと彼女からも言われたんじゃないんですか？」
犯罪組織のバーボンさんだから任務っていうのはやっぱり犯罪なんだろうか、と思いながら、プチ説教みたいなバーボンさんの話に耳を傾ける。
「ぅ、仰る通りです」
「あなたが追いかけられていたこと、彼女に報告しておきますからね。いっぱい怒られてください、椿さん」
シャロンに報告する、という部分は聞こえないふりをして、やっぱり名前を知ってるってことは、シャロンから私のことを聞いてるんだろうか。
「それと、突然で悪いんですけど、連絡先教えてもらってもいいですか」
「えっ」
驚きのあまり出た声に、バーボンさんは首を傾げながらダメですか？と聞く。
あれ、バーボンさんってシャロンの部下だっけ……え、あざとい…。
「いえ、驚いてしまって…はい、どうぞ」
鞄から携帯を取り出して、バーボンさんに渡すと、彼はちょっと操作したのち、すぐに私へ返した。
「わ、やっぱり打つの早いんですね、」
「やっぱり、ですか？」
聞き返したバーボンさんに、うなづいて、
「やっぱり、組織の情報屋って言われてる位だからなんだろうなと思って」
ぴし、と音を立てたように固まるバーボンさんは作り笑いをしながら私に問う。
「…あれ、その事はベルモットから聞いたんですか？」
「いえ、勝手に、ですけど…シャロンのパソコンを見て知ったんですよ。彼女、私にこの仕事内容とか話そうとしないから…」
えへへ、とバーボンさんに笑って見せると、彼はにこりと笑い返して見せた。
「ベルモットのパソコン……どうやって開いたんです？」
「思い当たるパスワードを全部入れたら偶々、ですよ。……いやぁ、これもシャロンを知る為じゃあないですか」
(もはや椿が一般人ではないかと疑ってしまうくらいに彼女は___)
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琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推し - 夢主ただの変/態レズビアンすぎてもはや笑うしかない。(失礼)でも私の好みという。好き。(唐突な告白) (2023年3月30日 13時) (
レス) @page6 id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - やばい！ドキドキが止まらない！！続き楽しみにしてます！ (2019年9月10日 21時) (レス) id: 5fb09e599b (このIDを非表示/違反報告)
蓬_よもぎ_(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるとは…嬉しいです！更新速度が遅かったり、至らぬ点もありますが、頑張りたいと思います (2018年7月26日 16時) (レス) id: 1cd130cdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - とてもいいです！自分ベルモットが大好きなのでとてもニヤニヤしながら読ませて頂きました、続きの方楽しみにしてます (2018年7月26日 0時) (レス) id: d66282783f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓬_よもぎ_ | 作成日時：2018年5月10日 22時
