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ぜえぜえ、と息が切れている私の姿をみて、彼女はくつくつと笑った。
キスだけでも疲れている私がおかしいのか、シャロンは私の頭をなでながら髪の毛にキスを落とす。
「ふふ、早すぎよ」
「…は、シャロンの肺活量が悪い」
まだ切れる息を整えながら、ベッドに倒れこんだ。うわぁ、このベッド、ふかふかだ。
「ところで、昼間のこと何で…」
もう彼には興味ないらしく、ふふ、とまた笑うシャロン。
「尾行や視線には気づくわよ、普通。犯罪組織舐めないで頂戴」
「じゃあとなりの人は？」
「バーボンよ、あなた、バーボンの容姿を知らないから脅かしてやろうと思って」
「はは…それで私は彼に嫉妬したわけ…」
「あら、嫉妬したの⁇」
すごくいい笑顔で、私の髪の毛をいじりながら問いかけるシャロン。
「……意地悪だなあ」
くすくすと笑われるのを感じながら、頭を撫でる優しさで睡魔が襲う。
「眠い？」
「うん、 むちゃくちゃ眠い…」
ふとした次の瞬間には、私は夢の世界に入ったらしい。
Aが眠ってから数分後、コンコン、と扉のノックする音が部屋に響いた。
「ああ、どうぞ」
「失礼します」
がちゃ、と音を立てながら扉が開いて、バーボンが顔を出した。
「……音漏れがすごかったですよ、あなたに言われた通り、人払いはしておきましたけど、僕の耳には入ってますから」
「あら、この部屋、音漏れ以外は全部いいのに。駄目ねえ」
バーボンの視線がふ、とベッドの方向に向いた。思わずくすりと笑いが漏れる。
「彼女が椿Aさんですか。あなたのお気に入りの」
「ええ。…でも、A結構
「そのことは聞いてません。惚けですか。ほんとあなたたち両思いなんですから早くくっついてくださいよ。みてるこっちがもどかしい」
部屋に入って、彼は夜景を見下ろした。音漏れ以外は本当にすてきですね、と呟く。
「………そういえば昼の件はありがとう、バーボン」
「いえ。僕が協力できることならなんでもしますから。………もちろん、今回みたいに彼女を嫉妬させたいってことも」
「あら。それは秘密よ。Aには言わないで頂戴ね」
「はは、変わったお方だ。」
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琥珀糖君@らびまるもしもちゃん推し - 夢主ただの変/態レズビアンすぎてもはや笑うしかない。(失礼)でも私の好みという。好き。(唐突な告白) (2023年3月30日 13時) (
レス) @page6 id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - やばい！ドキドキが止まらない！！続き楽しみにしてます！ (2019年9月10日 21時) (レス) id: 5fb09e599b (このIDを非表示/違反報告)
蓬_よもぎ_(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるとは…嬉しいです！更新速度が遅かったり、至らぬ点もありますが、頑張りたいと思います (2018年7月26日 16時) (レス) id: 1cd130cdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - とてもいいです！自分ベルモットが大好きなのでとてもニヤニヤしながら読ませて頂きました、続きの方楽しみにしてます (2018年7月26日 0時) (レス) id: d66282783f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓬_よもぎ_ | 作成日時：2018年5月10日 22時
