# パレット 【 ヒプマイ短編集 】

危機感 × Juto.I ページ10

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「 よぉ、A。

これやるよ。 」








『 わーい！ありがとう、左馬刻くん！ 』







「 A。

小官からはこちらを差し出そう。 」






『 ありがとう、理鶯！ 』








…なんなんだこれは。








『 銃兎、銃兎！！！

みてみて！お菓子たくさんもらった！

左馬刻くんも理鶯も優しいね！！ 』








「 …そうですね。 」








左馬刻も理鶯も優しい？


…ハッ 、 悪い夢じゃないのか？









「 おー、A。

ちょっと膝の上乗れや。 」







『 えぇ、しょうがない「 ストップ！ストップ！ストップ！ストップ！ 」 なぁに？ 』








「 A、こっちに来なさい。 」








『 えぇ？ 』








「 いいから！ 」









「 左馬刻、お前覚えとけよ。 」と捨て台詞を残しAを連れて隣りの部屋に移動した。









「 …わかっていますね？ 」








『 え？ 』








「 そんなに左馬刻たちがいいのかよ。 」







Aの腕をグッ 、と引っ張り自分の腕の中に閉じ込める。







『 …ッ。 』







思いっきり首筋に噛み付く。








『 じゅ、と…？ 』








「 Aは私のモノです。 」







『 …知ってる。 』







「 知ってるならよろしい。

…また同じようなことがあればどうしてくれましょうか？ 」








次は首だけじゃ済まないかもしれませんね…？









(( 銃兎たち、遅いな。 ))


(( 俺様があの悪徳警官を焚き付けてやったんだよ。 ))


(( ほう、左馬刻…覚悟しとけよ。 ))









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