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2話 ページ2

どうやら定番となっているネタの、転生というものであると気づいたのは目が覚めて一時間後だった。

なぜ私が死んだのだろうと考えた結果、真夏日にエアコンや窓を開けずに寝たことだろう。
そりゃそうだ。



名前は前世と同じだが、名字が変わっていた。『常闇』らしい。どこかのアカデミアに出てきそう。
ちなみに家は比較的大きいのでお金はあるみたい。これは嬉しい。

赤子からスタートという羞恥しか感じない幼少期を過ごし今やっと3歳になったところ。3歳になるまではとても思い出したくもない。



1つ、今世で気づいた事がある。
私は(前世の)二次元に転生したのではないかという事である。黒髪はまぁ、分かる。けど、赤い目は無くない?逆アルビノもどきかよ。



お母さん曰く

「うちの家系は大体その色なのよ〜」

とのこと。両親も少し色味は異なるが同じ色をしてる。ちなみに鏡で見たらとても美少女でした。将来に期待できる。


その他にも二次元では?と思ったのが、昼間が本当に無理なのだ。起きてるだけでもしんどい。本当にしんどい。夜行性を体質にしたように感じる。


髪と目の色も含めて、まるで吸血鬼だ。ゲームでいそうなキャラクターの設定じゃない?
しかし自分となると話は別。流石に日中動けないのは嫌すぎる。
どうやってこの体質を治そうかな…。


うーん?と思案しているとお母さんが近づいてきた。

「どうしたの?Aちゃん、何かあった?」
「お母さん!あのね、どうやったらね、お昼に遊べるのかなって考えてたの」
「あらまぁ、Aちゃんは遊びたがりやさんね〜」

そういって頭を撫でてくれるお母さん。顔が良い。

外見につられて強制的に5歳児の喋りになってしまう。これには意外と助かっている。
普通にしゃべる3歳児がいるのはとても怖いだろう。私は怖い。


私の発言を聞いて考え込んでいたお母さんが、そういえば、と声を上げて私に話しかけた。

「ねぇ、Aちゃんも大きくなったことだし、Aちゃんの従兄弟の子達にあってみない?」

そもそも私に従兄弟がいたんだね。聞くところお母さんの妹さんの子供で、私よりそれぞれ2歳と1歳上らしい。


前世では従兄弟は年が離れすぎていて遊ばなかったし、兄弟もあまり年は近くなかった。だから少し新鮮だ。

「Aちゃんも赤ちゃんのときに一度あったのよ〜」

とのことだが、記憶にないのできっと前世を思い出す前だったと思う。なので実質初対面だ。それだけはめっちゃ嫌だ。

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イッシー(プロフ) - とても面白かったです!続き楽しみにです‼︎ (2022年1月8日 2時) (レス) @page14 id: 38d413f226 (このIDを非表示/違反報告)
清掃員C(プロフ) - 続き楽しみにしてます……! (2021年8月2日 9時) (レス) id: 3f76f8d206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chika | 作成日時:2021年7月17日 13時

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