俺の担当マネージャー (緑) ２

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「ありがとうございました。

本当、すみません。」





Aちゃん、また謝ってる…





「謝らんとって？

これぐらい大した事やないし、ね？」





「安田さんは本当に優しいですよね。

安田さんの彼女になる子は

きっと幸せなんだろうなぁ。」





無邪気な顔して言うもんやから、







「……………なる？」






そんなつもりなかったんやけど、

体が勝手に動いていた。





「や、安田さん！？」





Aちゃんを抱き寄せたまま、




「俺の彼女になってみーひん？」




困らせてしまうだけかもしれんけど、



動き出してしまった歯車を、



溢れてしまったこの想いを、



止めることなんて、もう出来ひん…





赴くままに、キスをした。





「考えといて？」





固まったままのAちゃん。


可愛くて、つい笑みが溢れる。






「おやすみなさい。」と言葉を残し、

待たせていたタクシーの中でうるさい心臓に

手を当てて


深く深く息を吐いた。

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