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「そういえば 姫ちゃんって名前にしたの？」
廊下を歩きながら姫に会える嬉しさで少し緊張してる私に聞いてくれる佐々木さん
「違いますよ
まだ名前が決まってないから、我が家のプリンセスで姫なんです」
「なんだそうだったのね」
そう言って佐々木さんはにっこり笑ってくれた
広臣が肝っ玉母ちゃんって言うくらい
ふくよかで私を軽々と持ち上げちゃうくらいパワーがある
佐々木さんの笑顔も人を幸せな気分にさせてくれる
「あっ今日の夜パパ帰ってくるんだっけ？」
「はい。夜中になると思いますけど」
「じゃあパパも一緒にお祝いディナー食べるなら、言ってね」
「えっ主人も一緒にいいんですか？」
「特別に決まってるじゃない
Aちゃんのところはすべてが異例なんだから。
だいたいご主人が一緒に泊まるなんてあり得ませんからね」
「ですよね」
そんな話をしながら
新生児室の前まで来た
今はカーテンで閉められているガラス張りの窓からは、赤ちゃんが見れるようになっている
一旦、深呼吸をして
佐々木さんに合わせて
入口で手の消毒をしてから新生児室に入って行く
と…
そこには赤ちゃんのベッドが並んでいて
一番奥にみんなと離されて置かれている
保育器の中で寝ているのが
「姫？」
「そうよ。姫ちゃんよ」
はだかでオムツだけした姫が寝ている
その姿を見ただけで
自然と涙が溢れ出てきた
ゆっくりと保育器の前まで行くと、涙で目がかすんで姫が見れない
「ほら。たくさん触れてあげて」
佐々木さんにそう言われ
保育器の中で細い手足で小さな体で一生懸命息をしている姫の頭を撫でてみる
まだ薄っすらとしか生えてない髪の毛だけど
脇の毛が光って見えて
「この子…金髪？」
泣き笑いで思わず言っちゃうと
「ね。髪の毛茶色いわね
そこはAちゃんに似たのかな」
そう言う佐々木さんも…
涙ぐんでる？
それから手も握り足もさすって
たくさんたくさん姫に触れた
その間ずっと涙は止まらない
話しかけてあげたいのに
感極まって言葉が出ない
やっと会えたね
やっと触れることができたね
私と広臣の大事な大事な天使
産まれてきてくれてありがとう
そんな思いで姫の手を握り続けていると
じわーっと心に感動と温かさが混ざった幸せなものが広がった
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chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» はーい！そうさせていただきますわ。いつもくだらない私に付き合っていただき、ありがとうです。気まぐれ思いつき…これからもお付き合いよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (
レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» はいっ本当にいつもありがとうございまーす(^^)この夫婦、私も大好きなんで…パッと思いついたらね、行かせていただきます(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - myukavvmさん» ありがとうございます！嬉しいですわ(^^)ちょっと考えさせてくださいな。これからもよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - nori_3jsbさん» はじめまして(o^^o)ありがとうございます！はいっ続き行きたいんです…よ(笑)どうしようか…どう持ってくか…ちょい悩み中です(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 無理せず、ノンビリと！待ってます！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiharu
| 作成日時：2019年8月8日 12時
