俺たちのマネージャーは謎が多い【ハイキュー×暗殺教室】

２日目 ページ2

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ(ﾌﾟﾁ

「おはようございます！Aさん」

「おはよう、律」

寝ぼけ眼でスマホの時計をみる。

「まだ時間あるよね、よしっ！」

まだ午前４時

昨日買っておいた食パンにバターをのせてトースターで焼いただけのどこにでもある朝ごはんを食べて、

昨日し忘れた学校の準備をしたら、

中学の体操服に着替えてランニングに行く。

東京よりは排気ガスが少ないので空気がきれいだな。

家に帰って筋トレをして、シャワーを浴びる。

これがこの家に来てからの朝の日課だ。

春休みの間伸ばしっぱなしだった前髪をくるりんぱして上でとめて身支度が終わったら、

誰も居ない家に向かっていってきますと言い家をでる。

約１ヶ月前まで友人と山登りに近い登校をしていたので、教室についてもまだ元気が有り余っている。

席について本を読みながらHRまでの時間をつぶす。

周りからは話し声や笑い声が聞こえる。

ふと、窓の外に目を向けると、

うざいくらいに絡んできた目が小さいことを気にしている友人も、

女の子みたいなかわいい男友達も、

プリンが好きな友人も、




赤髪のアイツも、

誰も居ない。

ホームシックなのかな？

先生の養子になってもらったこの苗字も自分にはあまりしっくり来ない。

もっと東京の近くにすれば良かったかな、

「はぁ、」

我に帰って、本を読もうと思うと、視界に人がいることに気づく。

「ねぇ、烏間さんであってるよね？」

「うん、そうだよ。どうしたの？」

ギャル系の女子が３人ほどいる。

「東京から来たんでしょ？東京のどこら辺に住んでたの？」

どこら辺と言われても、私は学校に寝泊まりさせてもらってたからなぁ、

「椚ヶ丘市だよ」

「へぇ、そうなんだ、」

そう言い女子はさって行った。

恐らく、彼女達にとって魅力的な所ではなかったのだろう。

ボーッとしていると離れた所にいる国見くん(？)と目があった。

なんだろ？

不思議に思っていると、彼のほうから近づいてきた。

勘違いだったらいやだし、読書でもしてますか、

「ねぇ、」

あ、私ですか。

「ん？どうしたの？」

「放課後時間ある？」

質問に質問で返すな！

今日なにかあったかなぁ....

「暇だよ〜、」

「おいk、うちの部長が用あるから体育館に来てほしいって」

昨日のこと！？

覗いちゃいけなかったのかな？

「わかった、放課後に体育館ね！」

なに言われるのかなぁ

そして、私は憂鬱な気持ちのまま放課後までの時間を過ごした。

３日目→←１日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す