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11日目 ページ11

「一人で持てるのか?」

おっ、金田一君優しいな、

「こう見えて力持ちだから安心して!」

二の腕に力を入れて見せた。

「冬服だからわかんないよ」

「あっ、じゃあ触ってみなよ!」

「えっ、......以外と筋肉あるんだな」

「まじ?俺もいい?......ホントだ」

二人とも心外だなぁ、

他愛のない話をしているといつの間にかカフェの近くに来ていた。

落ち着いた雰囲気の店構えだ。



店内に入りそれぞれ注文を済ませる

「そういえばさぁ、Aって中学東京だったんだよね?」

「うんそうだよ、国見くんよく覚えてたね」

「そうなんだ、確かにあんまりなまってないよな。どこ中だったんだ?」

「金田一くんは知らないと思うけどなぁ〜、椚ヶ丘だよ」

「流石に知ってるべ!」

「ニュースになってたところじゃん。」

「まぁ、ね、」

外を見るとちょうど空に“あの”三日月が見える。

おそらく時間がたつと自らの重みでまた丸くなるであろうその月は、私の、私達の思い出の象徴だ。

私が黙ってしまったので三人の間には沈黙が流れる。

「お待たせしました。」

店員さんが頼んだものを持ってきて皆の注意はそれに向いた、もちろん私も。

国見くんが頼んだのはキャラメルマキアート。

金田一くんのはコーヒー。

私はアイスティーとパンケーキ。

「国見くんって甘党なんだね、」

「そう?塩キャラメルは好きだけど」

「なんか意外だね、
金田一くんの好きな食べ物ってなに?」

「この流れで?...焼きとうもろこしだけど」

「...美味しいよね」

なんか、うん、そう来たか。

「じゃあそっちは?」

「えー、好き嫌いはあまりしないからなぁ強いて言うならチョコバナナかな。」


しばらく話した後、買い物に付き合ってくれるというので近くのスーパーに行った。


私がカートを押している後ろに二人がいるのでだいぶシュールな気がする。

1週間分の食材と飲み物を入れると結構な量になる。

「独り暮らしとはいえやっぱり多いな。」

会計を済ませて外で待っていてもらっていた二人のところまで小走りで行くと、そう言って金田一くんと国見くんは袋をひとつづつ持ってくれた。

「ありがとう、はいっこれお礼!」

私は二人のために買っておいたアイスを渡した。

「さんきゅ、」

アイスの包装を外にあるゴミ箱に捨てて歩き始めた。

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設定タグ:ハイキュー!! , 暗殺教室 , 青葉城西   
作品ジャンル:アニメ
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みく - 赤葦落ちが良いです (2021年7月29日 18時) (レス) id: ff0a64030b (このIDを非表示/違反報告)
よくいる乙ゲーマー(プロフ) - さうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。やっぱり、業君ですよね! (2021年1月8日 16時) (レス) id: 07008c83f6 (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - めっちゃお話面白くて続きがたのしみです!落ちは業がいいです!ハイキューメンバーをモヤモヤさせて欲しい!! (2021年1月7日 1時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
よくいる乙ゲーマー(プロフ) - ママンさん» 主人公の概要は少しずつ明かしていこうと考えています。軽い設定はわかっていたほうが感情移入しやすいから始めに書くか悩みましたが、読者の方に色々考察して楽しんでほしくて説明はしていません。 (2020年12月31日 23時) (レス) id: 07008c83f6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼華 - ろんどさん» それなぁぁぁぁ!!! (2020年12月28日 8時) (レス) id: 7d91fbb021 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よくいる乙ゲーマー | 作成日時:2018年9月2日 19時

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